基礎科目・科学技術史・政策
科学技術史の年代順
9問H25・H26・H28・H30・R1再・R2・R3・R4・R6
科学史・技術史の有名な業績5つを、年代の古い順に並べる問題が毎年のように出ます。
よく出る形
- 科学史・技術史の業績5つを,年代の古い順に並べる。ほぼ毎年出ている(過去問9回,どれもこの形)
- 同じ人物・業績が何度も出る(ワット,ダーウィン,ハーバー,周期律,トランジスタなど)
- 毎回,組み合わせる5つが変わる。覚える年代は同じ
覚えること
- 17〜18世紀:ニュートンの『プリンキピア』(1687)→ ハレー彗星の周期の発表(1705)→ ニューコメンの蒸気機関(1712)→ ベルヌーイの定理(1738)→ ワットの蒸気機関(1769)→ ラヴォワジエの燃焼理論(1770年代後半〜1789)→ ジェンナーの種痘(1796)
- ワットはニューコメンの機関を改良して復水器を設けた(1769年に特許)。ニューコメンのほうが前
- ハレー彗星:1705年は周期を発表した年。1682年は彗星を観測した年
- 19世紀前半:ヴェーラーの尿素の人工合成(1828)→ スティーヴンソンのロケット号(1829)→ ファラデーの電磁誘導(1831)
- 19世紀後半(前):ベッセマーの転炉法(1856)→ ダーウィン・ウォレスの自然選択説(1858。『種の起源』は1859)→ メンデレーエフの周期律(1869)→ ベルの電話(1876)
- 19世紀後半(後):ヘルツの電磁波の確認(1888)→ レントゲンのX線(1895)→ 志賀潔の赤痢菌(1897)→ キュリー夫妻のラジウム・ポロニウム(1898)
- 20世紀前半(前):ライト兄弟の初飛行(1903)→ アインシュタインの特殊相対性理論(1905)→ ド・フォレストの三極真空管(1906)→ ハーバーのアンモニア合成(1909ごろ)
- 20世紀の後ろ:カロザースのナイロン(1935)→ ハーンの核分裂(1938)→ ブラッテン・バーディーン・ショックレーのトランジスタ(1947)→ 福井謙一のフロンティア軌道理論(1952)→ DNAの二重らせん(1953)
- アインシュタインの特殊相対性理論(1905)と一般相対性理論(1915〜16)は別の業績
- 20世紀前半(後):ヴェーゲナーの大陸移動説(1912)→ アインシュタインの一般相対性理論(1915〜16)→ 本多光太郎のKS鋼(1917)
解き方
- 5つを世紀で分ける(18世紀・19世紀前半・19世紀後半・20世紀前半・20世紀後半)
- いちばん古いものと,いちばん新しいものを決める。選択肢が2つほどに絞れる
- 残った同じ時代の2つだけを比べる
- 例(令和3年度):ワット(1769)→ ベル(1876)→ ヘルツ(1888)→ ハーバー(1909)→ ハーン(1938)。ベルとヘルツ,ハーバーとハーンの順だけ考えればよい
- 技術の流れも手がかり:蒸気機関 → 蒸気機関車,電話 → 電磁波 → 真空管 → トランジスタ
- 前後の正誤は,2つの年を並べて「どちらが小さいか」を確かめる。2番目と4番目は,全部を並べてから数える
ひっかけ
- 19世紀後半どうし(ベルとヘルツ,周期律とキュリー)の順を入れかえない
- 20世紀どうし(一般相対性理論と福井謙一,ハーバーとハーン)の順を入れかえない
- 世紀の変わり目の前後(X線1895と初飛行1903など)は,取りちがえない
- ニューコメン(1712)とワット(1769),ニューコメンとベルヌーイ(1738)の前後を逆にしない
このテーマの過去問(このサイトに解説がある 5問)
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