科学技術史の年代順 想定問題 2
科学史・技術史上の業績の前後関係に関する次の記述の,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(ア) エドワード・ジェンナーが牛痘を使った種痘を試みたのは,トーマス・ニューコメンが鉱山の排水に使う蒸気機関を動かしたよりも前のことである。
(イ) フリードリヒ・ヴェーラーが尿素を人工的に合成したのは,ドミトリ・メンデレーエフが元素の周期律を発表したよりも前のことである。
(ウ) ダニエル・ベルヌーイが著書『流体力学』で流体の定理を示したのは,ニューコメンの蒸気機関が動き始めたよりも前のことである。
(エ) メンデレーエフが元素の周期律を発表したのは,志賀潔が赤痢菌を発見したよりも前のことである。
アイウエ
解説
ポイント
2つの業績の「どちらが先か」を,記述ごとに正誤で答える問題です。
考え方と解き方
年代を覚えていれば,並べ替えと同じ知識で解けます。2つの年を並べて比べます。
ア:誤り。種痘(1796年)は,ニューコメンの蒸気機関(1712年)より80年以上あとです。
イ:正しい。尿素の合成(1828年)は,周期律(1869年)より前です。
ウ:誤り。ベルヌーイの『流体力学』(1738年)は,ニューコメンの蒸気機関(1712年)よりあとです。
エ:正しい。周期律(1869年)は,赤痢菌の発見(1897年)より前です。答えは ア 誤,イ 正,ウ 誤,エ 正
覚えておくこと
- 17〜18世紀:ニュートンの『プリンキピア』(1687)→ ハレー彗星の周期の発表(1705)→ ニューコメンの蒸気機関(1712)→ ベルヌーイの定理(1738)→ ワットの蒸気機関(1769)→ ラヴォワジエの燃焼理論(1770年代後半〜1789)→ ジェンナーの種痘(1796)(テキスト・覚えること)
- 19世紀前半:ヴェーラーの尿素の人工合成(1828)→ スティーヴンソンのロケット号(1829)→ ファラデーの電磁誘導(1831)(テキスト・覚えること)
- 19世紀後半(前):ベッセマーの転炉法(1856)→ ダーウィン・ウォレスの自然選択説(1858。『種の起源』は1859)→ メンデレーエフの周期律(1869)→ ベルの電話(1876)(テキスト・覚えること)
- 19世紀後半(後):ヘルツの電磁波の確認(1888)→ レントゲンのX線(1895)→ 志賀潔の赤痢菌(1897)→ キュリー夫妻のラジウム・ポロニウム(1898)(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和4年度 基礎科目 I-5-6、令和2年度 基礎科目 I-5-6、令和6年度 基礎科目 I-5-6、平成26年度 基礎科目 I-5-6
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