科学技術史の年代順
解説
ポイント
科学技術史の有名な業績が,いつごろのことかを年代順に並べる問題です。
考え方と解き方
それぞれのおおよその年を思い出し,いちばん古いものから順に置いていきます。
- (エ)ヴェーラーの尿素合成:1828年。無機物から有機物を初めて人工的につくった
- (ア)ベッセマーの転炉法:1856年。溶けた銑鉄に空気を吹き込み,鋼を大量に安くつくる方法
- (オ)志賀潔の赤痢菌発見:1897年
- (イ)本多光太郎の KS鋼:1917年。当時世界最強の磁石鋼
- (ウ)カロザースのナイロン:1935年(発表は 1938年)
- 古い順に エ → ア → オ → イ → ウ。答えは ③
ほかの選択肢
①・②(ア → エ の順):転炉法(1856年)より尿素合成(1828年)の方が古いです。有機化学の始まり(尿素合成)は 19世紀前半,製鋼の革新は 19世紀半ばです。
④・⑤(ウ → イ の順):ナイロン(1935年)より KS鋼(1917年)の方が古いです。日本の業績(赤痢菌・KS鋼)は明治後半〜大正の頃です。
覚えておくこと
- 19世紀前半:尿素合成(ヴェーラー,1828年)
- 19世紀半ば:転炉法(ベッセマー,1856年)
- 19世紀末:赤痢菌(志賀潔,1897年)
- 20世紀前半:KS鋼(本多光太郎,1917年)→ ナイロン(カロザース,1935年)
出典:令和4年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-5-6(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:科学技術史・政策