科学技術史の年代順 想定問題 1
次の(ア)~(オ)は,科学や技術の歴史に残る出来事である。これらを起きた年の古い順に並べたものとして,最も適切なものはどれか。
(ア) 音声を電気の信号に変えて遠くへ送る装置について,アメリカでベルに特許が与えられた。
(イ) 1531年,1607年,1682年に現れた彗星は同じ一つの天体で,約76年ごとに戻ってくるとハレーが発表した。
(ウ) アルベルト・アインシュタインが,光の速さはどの立場から測っても変わらないことなどをもとに,特殊相対性理論を発表した。
(エ) リバプールとマンチェスターを結ぶ鉄道のための機関車コンテストで,スティーヴンソン父子のロケット号が優勝した。
(オ) 熱いシリンダーを冷やさずに済むよう,蒸気を別の容器で水に戻す仕組みについて,ワットが特許をとった。
解説
ポイント
科学・技術の業績5つを,年代の古い順に並べる問題です。
考え方と解き方
まず世紀で分け,同じ世紀の中だけを比べます。
- 世紀で分ける:18世紀が(イ)(オ),19世紀が(エ)(ア),20世紀が(ウ)
- 18世紀:ハレーの彗星の発表(1705年)が先,ワットの復水器の特許(1769年)があと
- 19世紀:ロケット号の優勝(1829年)が先,ベルの電話の特許(1876年)があと
- いちばん新しいのは20世紀の特殊相対性理論(1905年)。古い順は イ-オ-エ-ア-ウ。答えは ⑤
覚えておくこと
- 17〜18世紀:ニュートンの『プリンキピア』(1687)→ ハレー彗星の周期の発表(1705)→ ニューコメンの蒸気機関(1712)→ ベルヌーイの定理(1738)→ ワットの蒸気機関(1769)→ ラヴォワジエの燃焼理論(1770年代後半〜1789)→ ジェンナーの種痘(1796)(テキスト・覚えること)
- 19世紀前半:ヴェーラーの尿素の人工合成(1828)→ スティーヴンソンのロケット号(1829)→ ファラデーの電磁誘導(1831)(テキスト・覚えること)
- 19世紀後半(前):ベッセマーの転炉法(1856)→ ダーウィン・ウォレスの自然選択説(1858。『種の起源』は1859)→ メンデレーエフの周期律(1869)→ ベルの電話(1876)(テキスト・覚えること)
- 20世紀前半(前):ライト兄弟の初飛行(1903)→ アインシュタインの特殊相対性理論(1905)→ ド・フォレストの三極真空管(1906)→ ハーバーのアンモニア合成(1909ごろ)(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和元年度(再試験) 基礎科目 I-5-5、令和3年度 基礎科目 I-5-5、令和6年度 基礎科目 I-5-6
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