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基礎科目・数学

内積・外積と垂線

よく出る大学

5問H26・H29・R1再・R4・R6

内積・外積の性質と、点から直線・平面へ下ろした垂線をベクトルで求める問題です。

よく出る形

  • 内積・外積で「必ずしも成り立たない式」を選ぶ(令和4年度),内積を成分で書く(平成26年度)
  • 点から直線への垂線のベクトル(令和6年度),ベクトルを平行な成分と垂直な成分に分ける(平成29年度)
  • 点から平面へ下ろした垂線の足の座標(令和元年度再試験)
  • 毎回,点や平面が変わり,求めるもの(成り立つ式,垂線,垂直な成分,垂線の足)が変わる。数字だけの入れ替えはほぼない

覚えること

  • 内積 a・b = a1b1 + a2b2 + a3b3 = |a||b|cosθ。答えは数で,入れかえても同じ。直角なら0
  • 外積 a×b は,a と b の両方に直角なベクトル。大きさは a と b が作る平行四辺形の面積
  • b×a = −a×b(入れかえると向きが逆),a×a = 0,(a×b)・a = 0,(a×b)・b = 0
  • |b| = 1 のとき,a の b 方向の成分(正射影)は (a・b)b,垂直な成分は a − (a・b)b
  • |b| が1でないとき,正射影は {(a・b) ÷ |b|2}b,垂直な成分は a − {(a・b) ÷ |b|2}b
  • 平面 ax + by + cz = d に垂直な向き(法線ベクトル)は (a, b, c)
  • 外積の成分:(p1, p2, p3)×(q1, q2, q3) = (p2q3 − p3q2, p3q1 − p1q3, p1q2 − p2q1)
  • 三角形の面積 = 2辺のベクトルの外積の大きさ ÷ 2

解き方

  • 例:点A(6, 5, 4) から平面 x + 2y − z = 0 へ下ろした垂線の足B(令和元年度再試験)。法線ベクトルは (1, 2, −1)
  • Aを通りこの向きの直線は (6 + t, 5 + 2t, 4 − t) と書ける
  • 平面の式に入れる:(6 + t) + 2(5 + 2t) − (4 − t) = 12 + 6t = 0 なので t = −2
  • B = (4, 1, 6)。確かめ:4 + 2 − 6 = 0 で平面の上にある
  • 同じ考えで A = (6, 5, 4) を B = (1, 2, −1) に平行な成分と垂直な成分に分ける(平成29年度)。A・B = 12,|B|2 = 6 なので,平行な成分は (12/6)B = (2, 4, −2)
  • 垂直な成分は A − (2, 4, −2) = (4, 1, 6)。B との内積は 4 + 2 − 6 = 0 で,確かに直角
  • 三角形の面積:2辺のベクトルを成分で出し,外積を計算して,大きさを求めて2で割る

ひっかけ

  • a×b = b×a は,外積では入れかえると符号が逆なので,必ずしも成り立たない
  • 垂線は「足 − 出発点」。(a・b)b は足の位置で,垂線そのものではない
  • 平面の上にある点でも,出発点からの向きが法線と平行でなければ,垂線の足ではない
  • |b| が1でないのに (a・b)b を使わない。|b|2 で割る
  • 外積の大きさは平行四辺形の面積。三角形の面積はその半分
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想定問題:1・2・3

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