基礎科目・設計・品質管理
システムの信頼度
10問H23・H24・H26・H27・H28・H30・R1再・R2・R3・R5
直列・並列を組み合わせたシステム(や FTA 図)が正しく動く確率を計算します。
よく出る形
- 要素の信頼度から,直列と並列を組み合わせたシステム全体の信頼度を求める
- 信頼度が○以上になる並列の数 n を求める(全体の値から逆に求める)
- 組み方のちがうシステムを,信頼度の大きい順に並べる
- 2/3多数決や,FTA図(AND・OR)の確率
- 毎回,求めるものと図の組み方が変わる。数字だけの入れ替えはほぼない
覚えること
- 信頼度 R は「動く確率」,1 − R は「こわれる確率」
- 直列(全部動かないとだめ):R1 × R2(かけ算)
- 並列(どれか1つ動けばよい):1 − (1 − R1)(1 − R2)。同じ要素 n 個なら 1 − (1 − R)n
- 2/3多数決:R3 + 3R2(1 − R)
- FTA図(起きる確率):AND はかけ算,OR は 1 −(起きない確率のかけ算)
- 故障率 λ が一定:R = e−λt,MTBF = 1/λ。直列のシステムの故障率は,各要素の λ の足し算
解き方
- 図の内側のまとまりから,直列はかけ算,並列は「1 − こわれる確率の積」で1つの要素にまとめる
- まとめた要素を外側と組み合わせ,全体まで計算する
- 全体から逆に求める時は,同じ式を立てて x について解く。外側が並列なら「1 − 全体 = 全部こわれる確率」から始める
- 例:0.9と0.8の直列に0.7を並列 → 直列 0.9 × 0.8 = 0.72,全体 1 − (1 − 0.72)(1 − 0.7) = 0.916
- 例:0.7 の要素 n 個を並列にし,0.95 を直列 → 0.95 × (1 − 0.3n)。n = 4 で約0.942
ひっかけ
- 並列を足し算にしない
- 直列の要素をかけ忘れない。全体の信頼度は,直列に入る要素の信頼度を超えない
- 2/3多数決の「ちょうど2つ動く」は3通り(R = 0.7 なら 0.784)
- 直列のシステムの故障率は,各要素の故障率の平均ではなく合計
このテーマの過去問(このサイトに解説がある 4問)
- 令和5年度2/3多数決冗長系の信頼度基礎科目 I-1-4解説を読む
- 令和3年度直列と並列のシステム信頼度基礎科目 I-1-2解説を読む
- 令和2年度並列と直列のシステム信頼度基礎科目 I-1-6解説を読む
- 令和元年度(再試験)FTAによる事象の発生確率基礎科目 I-1-3解説を読む
平成に出た同じテーマ(6問)
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