システムの信頼度 想定問題 3
故障率がそれぞれ一定の3個の要素A,B,Cを直列に接続したシステムがある。各要素の故障率は,Aが2×10-5[1/h],Bが3×10-5[1/h],Cが5×10-5[1/h]であり,各要素の故障は互いに独立とする。故障率λが一定の要素が時間tの間こわれずに動く確率(信頼度)はe-λtで表される。このシステムのMTBF(平均故障間隔)と,1,000時間動かしたときのシステムの信頼度の組合せとして,最も適切なものはどれか。必要であれば,e-0.01≒0.990,e-0.02≒0.980,e-0.033≒0.967,e-0.05≒0.951,e-0.1≒0.905 を用いてよい。
MTBF1,000時間後の信頼度
解説
ポイント
故障率が一定の要素を直列につないだシステムの,MTBFと信頼度を求める問題です。
考え方と解き方
直列の信頼度はかけ算です。e−λ1t × e−λ2t = e−(λ1+λ2)t なので,故障率は足し算になります。
- システムの故障率:λ = (2 + 3 + 5) × 10−5 = 1 × 10−4[1/h]
MTBF = 1/λ = 10,000時間
- λt = 1 × 10−4 × 1,000 = 0.1 より,R = e−0.1 ≒ 0.905。答えは ②
ほかの選択肢
①(30,000時間):故障率を平均した答えです。直列は合計です。
③(約0.99):λt を1けた小さい 0.01 にした答えです。
④・⑤(20,000時間,50,000時間):要素Cだけ,要素Aだけの MTBF です。
覚えておくこと
- 故障率 λ が一定:R = e−λt,MTBF = 1/λ。直列のシステムの故障率は,各要素の λ の足し算(テキスト・覚えること)
- 直列のシステムの故障率は,各要素の故障率の平均ではなく合計(テキスト・ひっかけ)
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