基礎科目・ネットワーク・セキュリティ
情報セキュリティ対策
8問H23・H29・H30・R1再・R2・R4・R5・R7
パスワード、ウイルス、フィッシング、標的型攻撃、テレワークなどの対策として、正しいもの・誤ったものを選ぶ問題が出ます。
よく出る形
- 標的型攻撃への有効な対策として,最も不適切なものを選ぶ
- パスワードの扱い,認証の方式,無線LANの暗号方式(WEP など)の記述から,適切なものを選ぶ
- 情報セキュリティの心得(ファイアウォール,SSL/TLS,ウイルス対策,更新プログラム,パスワードの使い回し,無線LAN など)の記述から,最も適切なもの(または不適切なもの)を選ぶ
- テレワークでの安全な使い方を問う
- 毎回,対策の種類と問われ方(適切/不適切)が変わる
覚えること
- パスワードは長く・複雑に・使い回さないのが原則。十分に複雑なら,流出のおそれがない限り定期的に変えなくてよいとされる
- 認証の要素は3種類:「知っているもの(パスワード)」「持っているもの(スマホ・ICカード)」「本人の体(指紋など)」
- 二要素認証は種類の違う2つを使う。二段階認証は同じ種類でも2回行う。「二段階」は回数,「二要素」は種類
- WEP は弱点が知られた古い無線LANの暗号方式で,安全ではない。WPA2 や WPA3 を使う
- ウイルス対策ソフトは入れて最新にしておく。システムファイルが書きかえられていると,駆除しても直らず,OSの再インストールなどが必要なことがある
- フィッシングは実在の企業名をかたる。差出人の名前だけで信用しない
- 使わないポート(通信の出入り口)は閉じておく
- 標的型攻撃(特定の組織をねらう,だましのメールなど)への対策:多層防御,連絡窓口の周知,実行できるファイルの制限,訓練,手口の共有
- ファイルの拡張子を表示する設定にすると,文書に見せかけた実行ファイルに気づきやすい
- 業務のファイルを外部のオンライン検査サービスに送ると,それ自体が情報漏えいになるおそれがある
- ランサムウェア:データを勝手に暗号化し,元に戻すことと引きかえにお金を要求する。バックアップ先は,使うとき以外は切り離して保管する
- 脆弱性(ソフトウェアの弱点)をふさぐ更新プログラムは,提供されたらなるべく早く適用する
- https は通信が暗号化されているという意味。偽のフィッシングサイトでも https は使える
- 公衆無線LANは,暗号化の方式によっては,掲示されたパスワードを知る人に通信を解読されたり,偽のアクセスポイントにつながったりするおそれがある
- ショルダーハッキング:肩越しに画面やキーボードを直接のぞき見て,パスワードなどを盗む手口。のぞき見防止フィルタが有効
解き方
- 各記述を「その対策で守りが強くなるか,かえって危なくならないか」で判断する
- 「〜すればよい」「〜だけで十分」「〜のおそれはない」と言い切る記述は,まず疑う
- 例:「Web会議のURLを安全な通信路で送ればよい」は,転送や流出で第三者が入れるので不十分
- 「知人からのメールだから安全」「実在の会社名だから安全」のように,相手の名前だけで信じる記述は誤り
ひっかけ
- 「安全のため単純で覚えやすいパスワードにする」「性能のためにウイルス対策ソフトを入れない」は誤り
- 「生体認証は本人がいなければ絶対に成功しない」は,偽造の例があるので言い過ぎ
- 標的型攻撃で,実行できるファイルを制限せず利用者の判断に任せるのは誤り。利用者をだまして実行させる攻撃なので,システムの設定で制限する
- バックアップ先を常に接続したままにしない。ランサムウェアに一緒に暗号化される
- https で始まるから偽サイトではない,とは言えない
このテーマの過去問(このサイトに解説がある 5問)
- 令和7年度標的型攻撃への対策基礎科目 I-2-4解説を読む
- 令和5年度パスワードと認証の安全性基礎科目 I-2-1解説を読む
- 令和4年度テレワークのセキュリティ基礎科目 I-2-1解説を読む
- 令和2年度標的型攻撃への対策基礎科目 I-2-3解説を読む
- 令和元年度(再試験)情報セキュリティ対策基礎科目 I-2-1解説を読む
平成に出た同じテーマ(3問)
このサイトにはまだ解説がありません。年度と題だけです。
- 平成30年度情報セキュリティの心得
- 平成29年度情報セキュリティの対策
- 平成23年度パスワードの安全な扱い