標的型攻撃への対策
解説
ポイント
標的型攻撃(特定の組織をねらう攻撃)への対策として,ふさわしくないものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
手がかりは「その対策で,かえって情報が外に出たり,攻撃者に気づかれたりしないか」です。
①:いくつもの対策を重ねる多層防御は基本の対策です。適切です。
②:怪しいメールを受けたときの連絡窓口を決めて知らせておくと,すばやく対応できます。適切です。
③:利用者が勝手にプログラムを動かせないようにしておけば,ウイルスが動きにくくなります。適切です。
④:手口を他の組織と共有すると,同じ攻撃の被害を防げます。適切です。
⑤:外部のオンライン検査に添付ファイルを送ると,社内の情報が第三者に見られるおそれがあります。攻撃者が同じサービスで調べて「気づかれた」と知ることもあります。不適切で,答えは ⑤
ほかの選択肢
④(手口の共有):「攻撃を受けたことを外に出す」ので不適切に見えますが,手口の共有は被害の防止に役立つ,推奨される対策です。
覚えておくこと
- 標的型攻撃の対策は多層防御が基本。連絡窓口の周知,実行できるファイルの制限も有効
- 業務のファイルを外部の無料検査サービスに出すと,それ自体が情報漏えいになりうる
- 攻撃の手口を組織間で共有することは被害の防止につながる
出典:令和7年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-2-4(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:ネットワーク・セキュリティ