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基礎科目・環境

廃棄物とリサイクル

よく出る高校

7問H23・H24・H27・H28・R1再・R4・R6

産業廃棄物の量と処理の流れ、リサイクル関係の法律・条約、廃棄物の用語の正誤が出ます。

よく出る形

  • 産業廃棄物の処理の流れ図から,量や割合の記述の誤りを選ぶ計算問題(令和6年度,平成28年度)
  • 循環型社会形成推進基本法,家電・容器包装・建設リサイクル法,バーゼル条約などの記述から,適切なものを選ぶ(令和元年度再試験,平成24年度)
  • 一般廃棄物の量,特別管理産業廃棄物,バイオマス,RPF・RDF,E-wasteなどの用語から,不適切なものを選ぶ(令和4年度,平成27年度)
  • 流れ図は数字だけが変わって出る。法律の記述は,定番の1か所(義務と努力義務,順番,責任者)を反対にした文がまざる

覚えること

  • 排出量は 産業廃棄物(約3.7億〜4億トン)≫ 一般廃棄物(約4,000万トン)。産業廃棄物は一般廃棄物の約9倍
  • 産業廃棄物:事業活動で出る,法律で決めた20種類のごみ
  • 特別管理産業廃棄物:爆発性,毒性,感染性など,人の健康や生活環境に被害を生ずるおそれがあるもの
  • 処理の責任者:一般廃棄物は市町村,産業廃棄物は排出した事業者(廃棄物処理法)
  • マニフェスト(産業廃棄物管理票):処理を委託する排出事業者が,種類や数量などを書いて交付し(電子マニフェストは登録),処理が終わったことを確かめる
  • 循環型社会形成推進基本法の優先順位:発生抑制(リデュース)>再使用(リユース)>再生利用(リサイクル)>熱回収>適正処分
  • 拡大生産者責任(EPR):生産者が,製品が使われて捨てられた後の段階まで,一定の責任を負うという考え方
  • 家電リサイクル法:エアコン,テレビ,冷蔵庫・冷凍庫,洗濯機・衣類乾燥機の4品目。小売業者が消費者から引き取り(過去に販売したものや買い替え時の同種のもの),製造業者等へ引き渡す
  • 小型家電リサイクル法:携帯電話やデジタルカメラなどが対象の「促進型」の法律。市町村の分別収集は努力義務で,罰則はない
  • 容器包装リサイクル法:消費者が分別し,市町村が分別収集し,事業者が再商品化する。スチール缶・アルミ缶は再商品化義務の対象外
  • 建設リサイクル法:一定規模以上の工事が対象で,分別解体等は受注者が行う
  • プラスチック資源循環法(2022年4月施行):製品の設計から,販売・提供,排出・回収・再資源化まで,各段階で資源循環を進める。無償で渡すスプーンやストローなどの提供事業者に,使用の合理化を求める
  • バーゼル条約:有害廃棄物の国境を越える移動と処分の規制。先進国から途上国へ持ち込まれた事件がきっかけで,リサイクル目的でも規制される
  • バーゼル条約の附属書の改正で,2021年1月から汚れたプラスチックごみも規制の対象。輸入する国の同意なしには輸出できない
  • RPF:古紙や廃プラスチックを主原料にした固形燃料。RDFは,ごみからつくる固形燃料。生ごみから発酵でメタンを取り出すのはバイオガス化で,別のもの
  • バイオマス:生物由来の有機性資源(化石資源を除く)。廃材,食品廃棄物,下水汚泥などは廃棄物系バイオマス
  • 産業廃棄物の姿:排出量の5割強が再生利用,4割強が減量化,最終処分は2〜3%。中間処理されたものの半分以上は減量化される

解き方

  • 流れ図では「入ってくる量=出ていく量の合計」が成り立つ。足し算・引き算で空欄を埋め,割合=部分÷全体×100 で確かめる
  • 例(令和6年度):排出量374百万トン,直接再生利用77,中間処理293 → 直接最終処分 = 374 − 77 − 293 = 4百万トン
  • 例:減量化量 = 中間処理293 − 処理後再生利用122 − 処理後最終処分5 = 166百万トン。再生利用量199 ÷ 排出量374 ≒ 0.53 で,約53%
  • 割合は,何に対する割合か(排出量か,中間処理量か)を必ず確かめる
  • おおまかな姿(排出量の約半分が再生利用,4割強が減量化,最終処分はわずか)で検算する

ひっかけ

  • 一般廃棄物のほうが多い,としない(産業廃棄物のほうが約9倍)
  • 循環型社会形成推進基本法で「リサイクルが最優先」としない。最優先は発生抑制。熱回収は再生利用のあと
  • バーゼル条約で「リサイクル目的なら規制されない」としない。きっかけを「途上国から先進国へ」と逆にしない
  • 法律の対象を「すべての工事」「すべての市町村に義務」と広げない。小型家電の分別収集は努力義務
  • 一般廃棄物の処理に市町村の責任がない,としない。拡大生産者責任を「販売まで」に限らない
このテーマの想定問題を解く

想定問題:1・2・3

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