廃棄物とリサイクル 想定問題 1
次の表は,我が国の2023年度(令和5年度)における産業廃棄物の処理の流れを,百万トン単位の概算値で表したものである。表の値から求められる量に関する記述のうち,最も不適切なものはどれか。なお,排出された産業廃棄物は,直接再生利用されるか,中間処理されるか,直接最終処分されるかのいずれかであり,中間処理されたものは,減量化されるか,処理後に再生利用されるか,処理後に最終処分されるかのいずれかであるとする。
排出量:367百万トン
直接再生利用量:75百万トン
中間処理量:287百万トン
処理後再生利用量:126百万トン
処理後最終処分量:4百万トン
(再生利用量=直接再生利用量+処理後再生利用量,最終処分量=直接最終処分量+処理後最終処分量)
直接再生利用量:75百万トン
中間処理量:287百万トン
処理後再生利用量:126百万トン
処理後最終処分量:4百万トン
(再生利用量=直接再生利用量+処理後再生利用量,最終処分量=直接最終処分量+処理後最終処分量)
解説
ポイント
産業廃棄物の処理の流れから,表にない量を求め,割合の記述が不適切なものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
表にない量:直接最終処分 = 367 − 75 − 287 = 5,減量化 = 287 − 126 − 4 = 157(表の丸めで約158)。再生利用 = 75 + 126 = 201,最終処分 = 5 + 4 = 9(百万トン)。
割合は,何に対する割合か(排出量か,中間処理量か)を確かめます。
①:5 ÷ 367 ≒ 1.4% で2%未満。正しい
②:157 ÷ 287 ≒ 55% で半分を超える(排出量に対しては157 ÷ 367 ≒ 43%)。「およそ3分の1」は誤り
③:201 ÷ 367 ≒ 55% で半分を超える。正しい
④:9 ÷ 367 ≒ 2.5% で3%を下回る。正しい
⑤:126 ÷ 201 ≒ 63% でおよそ6割。正しい。答えは ② 減量化量の割合
覚えておくこと
- 流れ図では「入ってくる量=出ていく量の合計」が成り立つ。足し算・引き算で空欄を埋め,割合=部分÷全体×100 で確かめる(テキスト・解き方)
- 割合は,何に対する割合か(排出量か,中間処理量か)を必ず確かめる(テキスト・解き方)
- 産業廃棄物の姿:排出量の5割強が再生利用,4割強が減量化,最終処分は2〜3%。中間処理されたものの半分以上は減量化される(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和6年度 基礎科目 I-5-2、平成28年度 基礎科目 I-5-1
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