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基礎科目・エネルギー

エネルギー基本計画

高校◎取りやすい

3問H28・R1・R7

国のエネルギー政策の計画(エネルギー基本計画、2015年の長期エネルギー需給見通し)の考え方と数字が出ます。

よく出る形

  • 国の計画(エネルギー基本計画)の内容の記述から,不適切なものを1つ選ぶ
  • 令和元年度と平成28年度は,2015年の「長期エネルギー需給見通し」の2030年度の電源構成が同じように出ている
  • 第7次エネルギー基本計画(令和7年度)の考え方と,温室効果ガスの削減目標(年度と数字の組合せ)
  • 数字や方針を反対にした文が1本まざる

覚えること

  • 基本の考え方は「S+3E」:安全性(Safety)を大前提に,安定供給(Energy Security)・経済効率性(Economic Efficiency)・環境適合性(Environment)の3つのEの最適なバランスを追求する
  • 第7次エネルギー基本計画(2025年2月閣議決定):S+3Eの原則は維持される
  • 第7次:データセンターや半導体工場が増えるため,大きな省エネを見込んでも電力需要は増える可能性が高い
  • 第7次:DX(デジタル技術による変革)やGX(脱炭素に向けた変革)が進む中,脱炭素電源を確保できるかが産業競争力に直結する
  • 温室効果ガスの削減目標(2013年度比):2030年度 46%,2035年度 60%,2040年度 73%
  • 2050年カーボンニュートラルに向けて,選択肢を限定せず「あらゆる選択肢を追求」する。再エネか原子力かの二項対立ではなく,脱炭素電源を最大限活用する
  • 火力は,いざという時の発電能力(kW)を維持しつつ,非効率な石炭火力を中心に発電量(kWh)を減らしていく
  • 再エネは主力電源として最大限導入しつつ,特定の電源や燃料源に過度に頼らない,バランスのとれた電源構成を目指す
  • 世界では,脱炭素を自国の経済成長に結びつける動きが広がり,脱炭素関連の投資の呼びこみが広がっている
  • 2040年度の見通し(2025年2月):不確実性を考え,複数のシナリオから「幅」で示す。再エネ4〜5割,原子力2割,火力3〜4割,自給率3〜4割程度
  • 2023年度の発電電力量は,再エネ約23%,原子力約9%,火力約69%。2040年度の発電電力量は1.1〜1.2兆kWh程度で,2023年度の約9,900億kWhより増える見通し
  • 2040年度の再エネの内わけ:太陽光 23〜29%程度,風力 4〜8%程度,水力 8〜10%程度,地熱 1〜2%程度,バイオマス 5〜6%程度
  • 法のしくみ(エネルギー政策基本法第12条):経済産業大臣が案を作って閣議決定を求め,閣議決定のあと国会に報告し,公表する。政府は少なくとも3年ごとに計画を検討し,必要なら変更する
  • 2015年の長期エネルギー需給見通し(2030年度の電源構成):再エネ22〜24%,原子力20〜22%,LNG火力27%,石炭火力26%,石油火力3%
  • 石油は値段が高く輸入先が中東に偏るので,発電ではほとんど使わない方針
  • 2015年の見通しの自給率:震災前を上回る25%程度(24.3%)を目指す。再エネは国産,原子力は準国産として自給率に数える
  • 徹底した省エネで,2030年度の最終エネルギー消費は2013年度より減る見込み

解き方

  • 「S+3E」と「あらゆる選択肢」の2つのキーワードに合わない文を探す
  • 年度と数字の組合せ(2030年度46%,2035年度60%,2040年度73%)が合っているかを確かめる
  • 電源構成の数字は,石油だけが極端に小さい(3%)ことを覚えておくと,誤りが見つかりやすい
  • 空欄は,2023年度の姿から2040年度へ,再エネが約23%→4〜5割,火力が約69%→3〜4割に動くと考えて選ぶ

ひっかけ

  • 2040年度の削減目標を46%にしない(46%は2030年度。2040年度は73%)
  • 石油火力の比率を「25〜27%程度」にしない。正しくは3%
  • 「活用する技術の選別を進め,選択肢を限定していく」にしない。正しくは,あらゆる選択肢を追求する
  • 2040年度の見通しを「1つの値にしぼる」としない。幅で示す
  • 2040年度の発電電力量を「2023年度より少ない」としない。電力需要は増える見通し
このテーマの想定問題を解く

想定問題:1・2・3

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