エネルギー基本計画 想定問題 3
エネルギー基本計画についての次の(ア)〜(エ)の正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(ア) エネルギー基本計画はエネルギー政策基本法にもとづいて政府が定めるもので,政府は少なくとも3年ごとに計画に検討を加え,必要があると認めるときは変更しなければならない。
(イ) 第7次エネルギー基本計画は,再生可能エネルギーを主力電源として最大限導入するとともに,特定の電源や燃料源に過度に依存しないよう,バランスのとれた電源構成を目指すとしている。
(ウ) 2040年度のエネルギー需給の見通しは,さまざまな不確実性を考えて複数のシナリオを検討したうえで,1つの値にしぼって示されている。
(エ) 2040年度の発電電力量は,徹底した省エネルギーの効果により,2023年度(約9,900億kWh)より少なくなる見通しである。
アイウエ
解説
ポイント
エネルギー基本計画を定める法律のしくみと,第7次計画の考え方,2040年度の見通しの示し方の正誤を問う問題です。
考え方と解き方
法律のしくみと,第7次計画の電源の考え方,2040年度の見通しの数字を,記述ごとに確かめます。
ア:正しい。エネルギー政策基本法第12条に,政府は少なくとも3年ごとに計画を検討し,必要なら変更するとあります。
イ:正しい。再エネを主力電源として最大限導入しつつ,特定の電源や燃料源に過度に頼らない,バランスのとれた電源構成を目指しています。
ウ:誤り。2040年度の見通しは,不確実性を考えて複数のシナリオを用い,「一定の幅」(例:再エネ4〜5割程度)で示されています。
エ:誤り。2040年度の発電電力量は1.1〜1.2兆kWh程度で,2023年度の約9,900億kWhより多い見通しです。省エネを進めても,DX・GXや電化で需要が増えるためです。答えは ア 正,イ 正,ウ 誤,エ 誤
覚えておくこと
- 法のしくみ(エネルギー政策基本法第12条):経済産業大臣が案を作って閣議決定を求め,閣議決定のあと国会に報告し,公表する。政府は少なくとも3年ごとに計画を検討し,必要なら変更する(テキスト・覚えること)
- 再エネは主力電源として最大限導入しつつ,特定の電源や燃料源に過度に頼らない,バランスのとれた電源構成を目指す(テキスト・覚えること)
- 2040年度の見通し(2025年2月):不確実性を考え,複数のシナリオから「幅」で示す。再エネ4〜5割,原子力2割,火力3〜4割,自給率3〜4割程度(テキスト・覚えること)
- 2040年度の発電電力量を「2023年度より少ない」としない。電力需要は増える見通し(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和7年度 基礎科目 I-5-3、令和元年度 基礎科目 I-5-3
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