基礎科目・生物
アミノ酸の構造と性質
4問H25・H29・R3・R7
アミノ酸の基本の形(アミノ基・カルボキシ基・側鎖)、疎水性アミノ酸、硫黄を含むアミノ酸、必須アミノ酸が出ます。
よく出る形
- アミノ酸の基本の形と疎水性アミノ酸を空欄に入れる。あわせて令和3は硫黄を含むアミノ酸,平成29・25は種類の数と L 体
- 必須アミノ酸でないものを選ぶ(令和7)
- 令和3・平成29・平成25はほぼ同じ空欄補充の問題。令和7は必須アミノ酸を選ぶ形に変わった
覚えること
- タンパク質をつくるアミノ酸は20種類
- α炭素に,アミノ基(−NH2),カルボキシ基(−COOH),水素,側鎖(R基)がつく
- アミノ酸ごとの違いは側鎖だけで,性質も側鎖で決まる
- 天然のタンパク質のアミノ酸は,ほとんどが L 体
- 炭化水素の鎖やベンゼン環の側鎖をもつもの(イソロイシン,ロイシン,バリン,フェニルアラニンなど)は疎水性
- フェニルアラニン,チロシン,トリプトファンは芳香族アミノ酸(側鎖にベンゼン環などの芳香環)
- タンパク質の濃度を測る目安の吸収は280 nm 付近(トリプトファン・チロシンによる)
- システインとメチオニンは硫黄(S)を含む。ジスルフィド結合(S−S)をつくるのはシステインの −SH どうしで,メチオニンはつくらない
- 酸性アミノ酸はアスパラギン酸・グルタミン酸(側鎖にカルボキシ基),塩基性アミノ酸はリシン・アルギニン・ヒスチジン(側鎖にアミノ基など)
- グルタミン酸ナトリウムはうま味調味料
- 中性付近の水の中では,主にアミノ基が −NH3+,カルボキシ基が −COO− の双性イオンになる
- ニンヒドリン反応:アミノ酸の検出に使う。赤紫〜青紫になる(プロリンは黄色)
- 必須アミノ酸(体内で作れない)は9種類:イソロイシン,ロイシン,バリン,リシン,メチオニン,フェニルアラニン,トレオニン,トリプトファン,ヒスチジン。古い本では,成人はヒスチジンを除いた8種類とすることもある
- グリシン,アラニン,セリン,プロリン,グルタミン酸,アスパラギン酸などは,体内で作れる非必須アミノ酸
解き方
- 空欄は「アミノ基+カルボキシ基」「炭化水素の側鎖 → 疎水」「S → システイン・メチオニン」の対応で選ぶ
- 必須アミノ酸は,9種類の一覧に入っているかで判断する
ひっかけ
- α炭素につくのは,ヒドロキシ基(−OH)ではなくカルボキシ基
- イソロイシンやフェニルアラニンは,親水性ではなく疎水性
- ジスルフィド結合をつくるのは,窒素ではなく硫黄
- 280 nm はタンパク質の濃度の目安,260 nm は核酸(DNA・RNA)の吸収の波長
- 芳香族は側鎖に芳香環(ベンゼン環など)をもつもの。炭素の鎖だけの側鎖(バリン,ロイシンなど)は脂肪族
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- 平成29年度アミノ酸の構造と性質
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