アミノ酸の構造と性質 想定問題 3
アミノ酸の性質に関する次の記述の,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(ア) アミノ酸は水溶液中で,アミノ基が−NH3+,カルボキシ基が−COO−となった,1つの分子の中に正と負の電荷をあわせもつ形(双性イオン)で多く存在する。
(イ) グルタミン酸のナトリウム塩は,うま味を感じさせる成分として調味料に使われている。
(ウ) リシンやアルギニンは,側鎖にカルボキシ基をもつので,酸性アミノ酸に分類される。
(エ) アミノ酸の水溶液にニンヒドリン溶液を加えて温めると赤紫〜青紫色になるので,アミノ酸の検出に使われる。
アイウエ
解説
ポイント
アミノ酸の水の中での形,身近な利用,酸性・塩基性アミノ酸,検出の反応の正誤を問う問題です。
考え方と解き方
酸性・塩基性は,側鎖にある基で決まります。
ア:正しい。アミノ基とカルボキシ基の間で H+ が移り,正と負の電荷をあわせもつ双性イオンになります。
イ:正しい。グルタミン酸ナトリウムは昆布のうま味の成分で,調味料に使われます。
ウ:誤り。リシン・アルギニンの側鎖にあるのはアミノ基などで,塩基性アミノ酸です。酸性アミノ酸はアスパラギン酸・グルタミン酸です。
エ:正しい。ニンヒドリン反応で,アミノ酸は赤紫〜青紫になります(プロリンは黄色)。答えは ア 正,イ 正,ウ 誤,エ 正
覚えておくこと
- 酸性アミノ酸はアスパラギン酸・グルタミン酸(側鎖にカルボキシ基),塩基性アミノ酸はリシン・アルギニン・ヒスチジン(側鎖にアミノ基など)(テキスト・覚えること)
- 中性付近の水の中では,主にアミノ基が −NH3+,カルボキシ基が −COO− の双性イオンになる(テキスト・覚えること)
- ニンヒドリン反応:アミノ酸の検出に使う。赤紫〜青紫になる(プロリンは黄色)(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和3年度 基礎科目 I-4-5
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