再エネ比率と電源構成 想定問題 3
日本のエネルギー供給に関する次の記述の,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。ただし,数値は資源エネルギー庁「令和6年度(2024年度)エネルギー需給実績(確報)」によるものとする。
(ア) 2024年度の一次エネルギー国内供給に占める化石燃料(石油・石炭・天然ガス)の割合は約8割である。
(イ) 一次エネルギー国内供給に占める再生可能エネルギー(水力を除く)の割合は,発電電力量に占める再生可能エネルギー(水力を除く)の割合より大きい。
(ウ) コンバインドサイクル発電は,ガスタービンで発電したあとの高温の排ガスで蒸気をつくり,蒸気タービンでも発電する方式で,熱を2段階で使うので発電効率が高い。
(エ) 2024年度のエネルギー自給率(IEAベース)は約16%であり,自給率の計算では原子力も国内で産出したエネルギーとして数える。
アイウエ
解説
ポイント
一次エネルギーと電源構成のちがい,コンバインドサイクル,エネルギー自給率の正誤を問う問題です。
考え方と解き方
一次エネルギーは加工する前のエネルギーで,自動車の燃料や工場の熱も含みます。電源構成は発電電力量の内わけです。
ア:正しい。2024年度の化石燃料は80.1%(石油 34.5%,石炭 24.6%,天然ガス 21.0%)で,約8割です。
イ:誤り。再エネ(水力を除く)は,一次エネルギーでは約8.5%,発電電力量では約16%です。一次エネルギーには自動車や工場の燃料も入るので,割合は小さくなります。
ウ:正しい。ガスタービン,排ガスで蒸気,蒸気タービンの順に2段階で発電するので,効率が高い方式です。
エ:正しい。2024年度の自給率は約16%です。原子力は準国産として,国内で産出したものに数えます。答えは ア 正,イ 誤,ウ 正,エ 正
覚えておくこと
- 2024年度の一次エネルギー供給:化石燃料 80.1%(石油 34.5%,石炭 24.6%,天然ガス 21.0%),再エネ(水力を除く)約8.5%(テキスト・覚えること)
- 一次エネルギーは自動車の燃料や工場の熱も含むので,再エネの割合は電源構成より小さくなる(テキスト・覚えること)
- コンバインドサイクル発電:ガスタービンで発電し,その高温の排ガスで蒸気をつくって蒸気タービンでもう一度発電する。熱を2段階で使うので効率が高い(テキスト・覚えること)
- 自給率の計算では,原子力も国内で産出したもの(準国産)として数える(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和6年度 基礎科目 I-5-4、令和元年度(再試験) 基礎科目 I-5-4、令和2年度 基礎科目 I-5-4
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