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基礎科目・環境

プラスチックごみ

高校◎取りやすい

2問R2・R7

マイクロプラスチックの大きさ、海洋ごみの発生源、日本の廃プラの輸出、プラスチック資源循環戦略の正誤が出ます。

よく出る形

  • 5つの記述の正誤の組合せを選ぶ(マイクロプラスチック,海洋ごみの発生源,資源循環戦略など。令和2年度,令和7年度)
  • 令和2年度と令和7年度は同じ形で,数字や言い方を変えた記述がまざる

覚えること

  • マイクロプラスチック:一般に大きさ5mm以下(5mm未満)の小さなプラスチック
  • 一次マイクロプラスチック:洗顔料のスクラブ剤など,はじめから小さく作られたもの。二次マイクロプラスチック:大きなプラスチックが紫外線や波でくだけて小さくなったもの
  • プラスチックは自然の中でほとんど分解されず,細かくなっても長く残る。表面に有害な化学物質がくっつきやすいことも心配されている
  • 海洋プラスチックごみの発生源:中国や東南アジアなどの新興国・途上国からの流出が多いと推計されている(2010年の値をもとにした推計)
  • 海のごみの多くは,陸で出たごみが川などを通って流れ出たもの。陸での不法投棄・ポイ捨ての撲滅や清掃活動,川に入る前の回収・管理も対策になる
  • 2017年の日本:廃プラスチック約900万トンのうち約250万トンがリサイクルされ,その半分を大きく超える約140万トンは海外に輸出して処理。マテリアルリサイクル分では約6割が輸出
  • 中国の廃プラスチック輸入禁止が,日本国内で大きな問題になった
  • プラスチック資源循環戦略(2019年):基本は「3R+Renewable」。削減・再使用・再生利用に,紙やバイオマスプラスチックなど再生可能資源への切りかえを加える
  • 大阪ブルー・オーシャン・ビジョン:2019年のG20大阪サミットで共有された,2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにするビジョン
  • レジ袋の有料化:2020年7月1日から。容器包装リサイクル法の省令改正による
  • プラスチック資源循環法:2022年4月施行。製品の設計から廃棄物の処理まで,プラスチック製品の一生のさまざまな主体の取組を促す
  • 特定プラスチック使用製品:無償で渡すフォーク,スプーン,ストロー,ヘアブラシ,衣類用ハンガーなど12品目。提供する小売業や飲食店などは使用の合理化に取り組む
  • 市町村は,容器包装のほか,文房具やおもちゃなどのプラスチック製品もあわせて分別収集し,再商品化できる
  • 製造・販売事業者の自主回収・再資源化の計画が国の認定を受けると,廃棄物処理法の業の許可がなくても回収や再資源化ができる
  • 事業者が出すプラスチックの産業廃棄物も対象。排出事業者には排出の抑制と再資源化が求められる

解き方

  • まず確実に分かる文から正誤を決める。「3R+Renewable」と「陸から川を通って海へ」は,正しい文として出やすい
  • 次にマイクロプラスチックの大きさ(5mm)と,一次・二次の向きを確かめる
  • 決まった正誤を選択肢と照らし,合わない選択肢を消していく
  • 法律の問題は「〜だけを対象」「〜は定められていない」のような言い切りを疑う

ひっかけ

  • マイクロプラスチックを「10mm未満」としない(5mm以下)
  • 一次と二次を入れ替えない。はじめから小さいのが一次,くだけて小さくなったのが二次
  • 海洋プラスチックごみは,先進国からの発生が大半ではない。新興国・途上国からの流出が多い
  • 海外でリサイクルされた量を「少ない」としない。2017年は約250万トンの半分を大きく超えた
  • 資源循環戦略は,3Rだけではなく再生可能資源への切りかえも含む
  • レジ袋有料化(2020年7月)を,プラスチック資源循環法(2022年4月)によるものとしない
  • プラスチック資源循環法は,家庭ごみだけを対象としない。事業者の排出も対象
このテーマの想定問題を解く

想定問題:1・2・3

このテーマの過去問(このサイトに解説がある 2問)