プラスチックごみ 想定問題 1
海洋プラスチックごみとプラスチックの資源循環に関する次の(ア)~(オ)の記述の,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(ア)マイクロプラスチックとは,一般に大きさが5mm以下の微細なプラスチックのことをいい,海の生き物が飲み込むなどによる生態系への影響が心配されている。
(イ)マイクロプラスチックのうち,ペットボトルやレジ袋などの大きなプラスチックが紫外線や波の力でくだけて細かくなったものを一次マイクロプラスチックといい,洗顔料のスクラブ剤のように,はじめから小さく作られたものを二次マイクロプラスチックという。
(ウ)2010年の値をもとにした推計では,陸から海へ流れ出るプラスチックごみの量が多い国の上位には,中国や東南アジアの国々など,経済成長が急速な新興国・途上国が並んでいる。
(エ)2019年に政府が策定した「プラスチック資源循環戦略」は,リデュース・リユース・リサイクルの3Rの徹底を基本としており,紙やバイオマスプラスチックなどの再生可能資源への切りかえは,基本的な方向性に含めていない。
(オ)街なかや河川敷に捨てられたごみの一部は,雨や風で川へ運ばれ,やがて海にたどりつく。このため,ごみが川に入る前の段階で回収・管理を強めることも,海洋プラスチックごみを減らす効果がある。
アイウエオ
解説
ポイント
マイクロプラスチックの大きさと種類,海洋ごみの発生源,資源循環戦略について,5つの記述の正誤を判断する問題です。
考え方と解き方
大きさは5mm以下です。
戦略の基本は「3R+Renewable」です。
ア:正しい。5mm以下の微細なプラスチックという定義どおりです。
イ:誤り。一次と二次の説明が入れかわっています。くだけて小さくなったものが二次,はじめから小さく作られたものが一次です。
ウ:正しい。2010年の値による推計では,上位に中国や東南アジアの国々が並びます。
エ:誤り。戦略の基本は「3R+Renewable」で,紙やバイオマスプラスチックなどへの切りかえも含みます。
オ:正しい。海のごみの多くは陸から川を通って来るので,川に入る前に回収・管理することも対策になります。答えは ア 正,イ 誤,ウ 正,エ 誤,オ 正
覚えておくこと
- マイクロプラスチック:一般に大きさ5mm以下(5mm未満)の小さなプラスチック(テキスト・覚えること)
- 一次マイクロプラスチック:洗顔料のスクラブ剤など,はじめから小さく作られたもの。二次マイクロプラスチック:大きなプラスチックが紫外線や波でくだけて小さくなったもの(テキスト・覚えること)
- プラスチック資源循環戦略(2019年):基本は「3R+Renewable」。削減・再使用・再生利用に,紙やバイオマスプラスチックなど再生可能資源への切りかえを加える(テキスト・覚えること)
- 一次と二次を入れ替えない。はじめから小さいのが一次,くだけて小さくなったのが二次(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和2年度 基礎科目 I-5-1、令和7年度 基礎科目 I-5-2
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