製造物責任法(PL法) 想定問題 1
製造物責任法(PL法)に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
解説
ポイント
PL法の基本(製造物の範囲,無過失責任,製造業者等,民法との関係,免責)の記述から,不適切なものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
PL法は第1条から第6条までの短い法律です。「開発危険の抗弁」は,製品を出した時の科学・技術では欠陥に気づきようがなかった,という言い分です。
①:製造物は「製造又は加工された動産」(第2条)。不動産・電気・ソフト単体・サービスは含まれない。適切
②:責任の根拠は過失ではなく欠陥(第3条)。被害者は欠陥・損害・因果関係を示せばよい。適切
③:業として輸入した者も製造業者等に入る(第2条第3項)。適切
④:この法律にないことは民法による(第6条)。適切
⑤:免責は,引き渡した時の科学・技術の知見では欠陥を認識できなかったと証明した場合(第4条第1号)
⑤:「自分は知らなかった」だけでは免責されない。不適切。答えは ⑤ 開発危険の抗弁の中身
覚えておくこと
- 免責は2つ。開発危険の抗弁:引き渡した時の科学・技術の知見では欠陥に気づけなかったと証明すれば免責。会社が知らなかった,では通らない(テキスト・覚えること)
- 開発危険の抗弁は,その会社が知らなかったかどうかではなく,引き渡した時の科学・技術の水準で判断する(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和2年度 適性科目 II-6、令和7年度 適性科目 II-12、平成29年度 適性科目 II-8、平成26年度 適性科目 II-7
テキスト「製造物責任法(PL法)」を読む