科学と技術の先後 想定問題 1
科学の発見が新しい技術を生むこともあれば,技術が先に生まれ,あとからその原理が科学で説明されることもある。科学と技術のできごとの順序に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
解説
ポイント
科学の発見と技術の発明の「どちらが先か」を,おおよその年代で確かめ,順序が逆の記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
それぞれの出来事の年を思い出して,記述の順番と合うかを確かめます。
①:電磁誘導(1831年)のあとに発電機。順序は正しい
②:X線(1895年)のあとにX線CT(1970年代)。順序は正しい
③:DNAの二重らせん(1953年)のあとにPCR法(1983年)。順序は正しい
④:誘導放出の理論(1910年代)のあとにレーザー(1960年)。順序は正しい
⑤:蒸気機関は18世紀のはじめに実用化され,熱力学は蒸気機関の効率を考える研究から19世紀に生まれた。順序が逆なので不適切。答えは ⑤
覚えておくこと
- ジェンナーの種痘(1796年)→ ウイルスの発見(1892年,イワノフスキー)。原因が分からないまま,経験から始まった技術の代表例(テキスト・覚えること)
- 蒸気機関の実用化(1712年ごろ,ニューコメン)→ 熱力学の法則の確立(19世紀なかば)。技術が先の代表例(テキスト・覚えること)
- 望遠鏡の発明(1608年ごろ)→ 土星の環の確認(1655年ごろ,ホイヘンス)。技術が先で,科学の発見があと(テキスト・覚えること)
- 熱力学の法則が確立されたのちに蒸気機関が実用化された,としない。蒸気機関が先(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和5年度 基礎科目 I-5-6、令和元年度 基礎科目 I-5-5
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