科学の発見と技術の順序
解説
ポイント
科学の発見と技術の発明の,どちらが先かを年代で確かめる問題です。
考え方と解き方
それぞれの出来事の年を思い出して,前後を比べます。
①:望遠鏡の発明は1608年ごろ,土星の環の確認は1655年ごろ(ホイヘンス)。発明が先です
②:量子力学の誕生は1920年代,トランジスターの発明は1947年。発見が先です
③:ヘルツの電磁波の確認は1888年,レーダーの開発は1930年代。発見が先です
④:核分裂の発見は1938年,原子力発電は1950年代。発見が先です
⑤:ジェンナーの種痘は1796年,ウイルスの発見は1892年。接種の方が約100年早く,順番が逆です。答えは ⑤
ほかの選択肢
①(望遠鏡):技術が先で,それが科学の発見を可能にした例です。ガリレオは1610年に土星の形の異常に気づきましたが,環とは分かりませんでした。
覚えておくこと
- ワクチン(種痘,1796年)は原因が分からないまま経験から始まった技術。ウイルスの発見(1892年)より前
- 技術が科学より先の例:望遠鏡→土星の環,種痘→ウイルス
- 科学が技術を生んだ例:量子力学→トランジスター,電磁波→レーダー,核分裂→原子力発電
出典:令和5年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-5-6(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:科学技術史・政策