科学技術基本計画 想定問題 1
わが国では,1995年の科学技術基本法(2020年の改正で科学技術・イノベーション基本法に改称)の制定以来,おおむね5年ごとに基本計画がつくられ,それに沿って政策が進められている。2026年3月には,2026年度から2030年度を対象とする第7期の科学技術・イノベーション基本計画が閣議決定された。次の(ア)~(オ)は,第3期から第7期までの基本計画の特徴的な内容を順不同で記したものである。これらを古い順に並べたものとして,最も適切なものはどれか。
(ア)めざす社会の姿として,サイバー空間と現実の空間を高度に融合させた「超スマート社会」を「Society 5.0」と名づけ,世界に先がけて実現する方向が示された。
(イ)生命科学の急速な進歩などを背景に,科学技術が生み出す倫理面・法制度面・社会面の課題に,責任をもって取り組むことが打ち出された。
(ウ)「科学の再興」をかかげ,科学技術と国家安全保障との有機的な連携が,計画の柱の一つに位置づけられた。
(エ)2011年に起きた東日本大震災から立ち直り,新しく生まれ変わることが,国の目標の一つとされた。
(オ)人文・社会科学の知と自然科学の知を合わせた「総合知」を,社会の課題解決に生かすことがかかげられた。
解説
ポイント
第3期から第7期までの基本計画の特徴を,古い順に並べる問題です。
考え方と解き方
各期の特徴を,期の番号に結びつけます。年がはっきり分かるものから置くと,並びが決まります。
- 震災復興(エ)は第4期,Society 5.0(ア)は第5期,総合知(オ)は第6期
- 「科学の再興」と国家安全保障との連携(ウ)は,最新の第7期
- 残る倫理的・法的・社会的課題(イ)は第3期で,いちばん古い
- 古い順は イ-エ-ア-オ-ウ。答えは ②
ほかの選択肢
④:総合知(第6期)をSociety 5.0(第5期)より前に置いた形です。総合知は,法の名前が変わったあとの第6期です。
⑤:「科学の再興」(第7期)を総合知(第6期)より前に置いた形です。「科学の再興」はいちばん新しい期です。
覚えておくこと
- 第4期(2011〜2015年度):東日本大震災からの復興と再生(テキスト・覚えること)
- 第5期(2016〜2020年度):「Society 5.0(超スマート社会)」(テキスト・覚えること)
- 第6期(2021〜2025年度):人文・社会科学と自然科学を合わせた「総合知」(テキスト・覚えること)
- 第7期(2026〜2030年度):副題は「科学の再興-研究力を国力に-」。科学技術と国家安全保障との有機的な連携も柱の1つ(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和7年度 基礎科目 I-5-6、令和3年度 基礎科目 I-5-6
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