応力・ひずみとヤング率 想定問題 2
長さ2.0 m,断面積50 mm2の一様な金属の棒を,軸方向に7.0 kNの力で引っ張ったところ,棒は4.0 mm伸びた。このとき棒は弾性変形の範囲にあり,力は断面に一様にかかるものとする。この金属のヤング率に最も近い値はどれか。
解説
ポイント
棒を引っ張った測定値から,応力とひずみを出し,フックの法則を逆に使ってヤング率を求める問題です。
考え方と解き方
弾性の範囲では σ=Eε なので,E = σ ÷ ε です。単位をそろえてから計算します。
- 断面積:50 mm2 = 5.0×10−5 m2
応力:σ = 7000 ÷ (5.0×10−5) = 1.4×108 Pa
- ひずみ:ε = 4.0 mm ÷ 2000 mm = 2.0×10−3
- ヤング率:E = 1.4×108 ÷ (2.0×10−3) = 7.0×1010 Pa = 70 GPa。答えは ④
ほかの選択肢
①(0.070 GPa):7.0 kN を 7000 N に直さず,7.0 のまま割った値です。1000分の1になります。
②(7.0 GPa):50 mm2 を 5.0×10−4 m2 と,けたを1つまちがえた値です。
③(35 GPa):長さを2.0 mではなく1.0 mとしてひずみを求めた値です。
⑤(140 GPa):伸びを長さ 4.0 m で割った(ひずみを 1.0×10−3 と半分に見た)値です。
覚えておくこと
- 応力 σ = 荷重 ÷ 断面積(単位面積あたりの力,単位 Pa)(テキスト・覚えること)
- ひずみ ε = 伸び ÷ もとの長さ(割合なので単位なし)(テキスト・覚えること)
- ヤング率を求める時は,まず σ = 荷重 ÷ 断面積,次に ε = 伸び ÷ 長さ,最後に E = σ ÷ ε(テキスト・解き方)
- mm2 と m2,kN と N,mm と m の取りちがいで,けたがずれる(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和3年度 基礎科目 I-4-3、令和4年度 基礎科目 I-4-4
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