酸化数と酸化還元 想定問題 2
酸化マンガン(Ⅳ)MnO2に濃塩酸を加えて加熱すると,次の反応で塩素が発生する。 MnO2 + 4HCl → MnCl2 + Cl2 + 2H2O この反応に関する次の記述の,【 】に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
この反応で,Mnの酸化数は【ア】に変化し,Mnは【イ】された。この反応で酸化剤として働いた物質は【ウ】である。
アイウ
解説
ポイント
反応の前後で Mn の酸化数がどう変わるかを調べ,還元された物質と酸化剤を答える問題です。
考え方と解き方
酸化数が増えると酸化,減ると還元です。酸化剤は相手を酸化し,自分は還元される(酸化数が減る)物質です。
ア:+4から+2。MnO2 の Mn は x + 2×(−2) = 0 より +4,MnCl2 の Mn は x + 2×(−1) = 0 より +2 です。
イ:還元。Mn の酸化数が減ったので,Mn は還元されました。
ウ:MnO2。HCl の Cl は −1 から 0(Cl2)に増えて酸化されました。HCl の Cl を酸化した MnO2 が酸化剤で,HCl は還元剤です。答えは ア +4から+2,イ 還元,ウ MnO2
覚えておくこと
- 酸化数が増えると「酸化された」,減ると「還元された」。反応の前後でどこかの酸化数が変われば酸化還元反応(テキスト・覚えること)
- 酸化剤:相手を酸化する物質で,自分は還元される(酸化数が減る)。還元剤:相手を還元し,自分は酸化される(テキスト・覚えること)
- 反応式の中で,同じ元素の一部だけが酸化数を変えることもある(MnO2 + 4HCl の HCl は,4個のうち2個の Cl だけが酸化される)(テキスト・覚えること)
- HCl は酸化された側(還元剤)で,酸化剤ではない。酸化剤は MnO2(テキスト・ひっかけ)
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