原子の酸化数
解説
ポイント
5つの物質の下線の原子の酸化数をそれぞれ計算し,いちばん大きいものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
酸化数は,H を +1,O を −2 として,合計が電荷になるように求めます。
分子なら合計は 0,イオンなら合計はそのイオンの電荷です。
①:S を x とおくと 2×(+1)+x+4×(−2)=0 で,x=+6
②:Mn を x とおくと x+4×(−2)=−1 で,x=+7
③:Cr は2個あるので 2x+7×(−2)=−2 で,2x=12,x=+6
④:N を x とおくと (+1)+x+3×(−2)=0 で,x=+5
⑤:N を x とおくと x+2×(−2)=0 で,x=+4
- 並べると +6,+7,+6,+5,+4 で,最大は Mn の +7。答えは ② MnO4− の Mn
ほかの選択肢
③(Cr):原子が2個あるので,2x=12 を2で割るのを忘れて +12 としないようにします。
覚えておくこと
- 化合物の中では H は +1,O は −2
- 酸化数の合計は,分子なら 0,イオンならそのイオンの電荷
- 同じ原子が2個以上ある時は,最後に個数で割る
- Mn の +7(過マンガン酸イオン)と Cr の +6(二クロム酸イオン)は,強い酸化剤の高い酸化数として覚えておく
出典:令和7年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-4-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:化学・材料