タンパク質の性質
解説
ポイント
タンパク質の形と結合の種類について正しい説明を1つ選ぶ問題で,共有結合か非共有結合かの区別が鍵です。
考え方と解き方
ペプチド結合とジスルフィド結合(S-S)は強い共有結合です。
水素結合・静電相互作用・疎水性相互作用は弱い非共有結合です。
①:誤り。非極性(水をきらう)側鎖は水を避けて内側に集まります。表面に多いのは極性のある側鎖です。
②:誤り。生物のタンパク質を作るアミノ酸はほとんどが L 体です。
③:誤り。ペプチド結合は共有結合です。「非共有結合」の部分が違います。
④:正しい。DNA の塩基配列が mRNA に写され,塩基3つの組(コドン)ごとにアミノ酸が決まります。
⑤:誤り。ジスルフィド結合は共有結合なので,まとめて非共有結合と言うのが違います。
- 核酸の塩基配列がアミノ酸配列を決めるという④が正しいです。答えは ④ 塩基配列
ほかの選択肢
⑤(ジスルフィド結合):並んでいる4つのうち3つは非共有結合で正しいので,つい選びたくなります。最後の1つだけ共有結合という作りです。
覚えておくこと
- 共有結合:ペプチド結合,ジスルフィド結合(S-S)。非共有結合:水素結合,静電相互作用,疎水性相互作用
- タンパク質のアミノ酸は L 体。水をきらう側鎖は内側,水になじむ側鎖は表面
- アミノ酸配列は DNA→mRNA の塩基配列(コドン)で決まる
出典:令和6年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-4-6(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:生物