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令和6年度・基礎科目 I-4-5

DNAの構造と複製

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解説

ポイント

DNA の基本(4種類の塩基,二重らせんの形,複製の向き,メチル化)を正しく知っているかを問う問題です。

考え方と解き方

DNA の塩基は A・T・G・C で,RNA では T の代わりに U(ウラシル)です。

二重らせんは2本の鎖が逆向きに並び,内側で塩基どうしが水素結合(A-T,G-C)でつながっています。

①:不適切。ウラシルは RNA の塩基です。DNA の4つ目はチミンです。

②:正しい。逆平行の2本鎖を結ぶのは塩基間の水素結合です。

③:正しい。DNA ポリメラーゼは鋳型の一本鎖を写しながら,新しい鎖を 5′→3′ の方向にだけ伸ばします。

④:正しい。塩基は内側に階段の段のように並び,糖とリン酸の主鎖は外側にあります。

⑤:正しい。メチル化(塩基につく小さな目印)は,どの遺伝子を働かせるかを細胞分裂後も引き継ぐしくみです。

  • T と U を入れ替えた①が不適切です。答えは ① ウラシル

覚えておくこと

  • DNA は A・T・G・C,RNA は A・U・G・C。「T と U の入れかえ」がよく問われる
  • 二重らせん:2本の鎖は逆平行。塩基が内側,糖とリン酸が外側。塩基対は A-T(水素結合2本),G-C(3本)
  • DNA の新しい鎖は 5′→3′ 方向にだけ伸びる
  • DNA のメチル化は遺伝子発現の記憶を子孫細胞に伝えるしくみ(エピジェネティクス)

出典:令和6年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-4-5(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:生物