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令和元年度・適性科目 II-10

技術者の情報発信と管理

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解説

ポイント

技術者が情報を「伝える」時と「守る」時のふるまいを6つの例で判断し,不適切なものを数える問題です。

考え方と解き方

発信では,相手に要る情報(特にリスクや変更点)を分かるように正確に伝え,不確かなことを確かなように言いません。

管理では,業務の秘密や個人情報を漏らさず,捨てる時も復元されないように処分します。

ア:関係のない友人でも,飲み会で進行中の技術内容を話すのは秘密を漏らすおそれがあります。不適切です。

イ:仕様の変更は顧客にとって大事な情報です。「理解できない」と決めつけて黙るのではなく,分かるように説明します。不適切です。

ウ:顧客が面倒がっても,製品のリスクや不利益は丁寧に伝えます。適切です。

エ:専有情報の入った記憶媒体を自宅のゴミ箱に捨てると,拾われて漏れるおそれがあります。データを消す,媒体を壊すなどの処分が要ります。不適切です。

オ:個人情報のデータにパスワードをかけ,使わない時は鍵のかかる場所に保管しています。適切です。

カ:十分なデータがないのに記憶だけで答えると,誤った情報を伝えるおそれがあります。待たせても確かめてから答えます。不適切です。

  • 不適切なのは ア・イ・エ・カ の4つ。答えは ③ 4個

覚えておくこと

  • 「相手が理解できないから言わない」「待たせないために記憶で答える」は,親切に見えても不適切
  • リスクや仕様の変更は,相手が聞きたがらなくても伝える
  • 秘密の処分は「捨てる」ではなく「消す・壊す」
  • 個人情報はパスワードと施錠で守る

出典:令和元年度 技術士第一次試験 適性科目 II-10(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク