リスクアセスメント指針
解説
ポイント
職場のリスクアセスメント(危険性又は有害性等の調査)について,厚生労働省の指針の内容に合うものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
リスクアセスメントは,職場の危険や有害なものを見つけ,重さと起こりやすさからリスクを見積もり,減らす対策を決めて行う手順です。
指針には,いつ行うか,何を対象にするか,どう見積もるかが示されています。
ア:○。建設物の設置や変更,設備や原材料の変更,作業方法の変更,その他リスクが変わる時,が調査の時期として挙げられています。
イ:×。前半は合っていますが,後半が逆です。平らな通路の歩行のように明らかに軽いものは,対象から外してよいとされています。
ウ:○。危険性や有害性を見つける時は,労働者の疲労などがリスクを大きくする影響(付加的影響)も考えます。
エ:○。ALARP(アラープ)は,合理的に実行できる範囲でリスクを下げるが,効果にくらべて費用が著しく大きい時はそれ以上の対策をしなくてよい,という考え方です。答えは ア ○,イ ×,ウ ○,エ ○
覚えておくこと
- リスクアセスメントを行う時期:建設物・設備・原材料・作業方法を新しくしたり変えたりする時,その他リスクが変わる時
- 明らかに軽微なもの(平らな通路の歩行など)は対象から外してよい
- 疲労などの付加的影響も考えて危険性を特定する
- ALARP=As Low As Reasonably Practicable。合理的に実行できる範囲で,できるだけ低く
出典:令和元年度 技術士第一次試験 適性科目 II-11(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:技術者倫理・リスク