基礎科目・エネルギー
1人当たりエネルギー
2問H27・R3
IEAの資料で、国ごとの1人当たり一次エネルギー供給(消費)量の大小を選びます。
よく出る形
- IEAなどの資料による1人当たりの一次エネルギー供給量(消費量)の表の空欄に,国名の組合せを入れる(令和3年度は2018年,平成27年度は2011年のデータ)
- 年と国の組合せが変わる。広い・寒い・資源で順位を考える点は同じ
覚えること
- 単位は石油換算トン。1石油換算トン ≒ 42GJ(IEAの定義では1,000万kcal ≒ 41.9GJ)
- 2018年の値の目安:アメリカ・カナダ=6トン以上,韓国・ロシア=5〜6トン,ドイツ・日本=3〜4トン,中国=2.3トン,世界平均=1.9トン
- 順番は「北米 > 韓国・ロシア > ドイツ・日本 > 中国 > 世界平均」
- 2024年の目安(Energy Institute,石油換算トン):カナダ約7.1,アメリカ約6.4,韓国約6.1,ロシア約5.2,日本約3.2,ドイツ約2.8,中国約2.7,世界平均約1.7,インド約0.6
- 1人当たりが大きくなる条件:国土が広く,車や飛行機での移動が多い
- 1人当たりが大きくなる条件:寒い地域が多く,暖房にたくさん使う
- 1人当たりが大きくなる条件:鉄鋼・化学などエネルギーを多く使う重工業が盛ん
- 1人当たりが大きくなる条件:エネルギー資源が豊富で,値段が安い。反対に,省エネが進んだ国は少なめ
- 国全体の量が大きくても,人口が多ければ1人当たりは小さい(中国やインドの例)。インドは約0.6トンで世界平均を下回る
- 一次エネルギー:石炭・石油・天然ガス・原子力・再エネなど,自然から取り出したままの形。最終エネルギー消費:工場・家庭・自動車などで実際に使う電気・ガソリン・ガスなど
- 一次エネルギー供給量 = 最終エネルギー消費量 + 変換などの損失。そのため,最終エネルギー消費量より大きい
- エネルギー原単位:GDP1単位を生み出すのに使ったエネルギーの量。小さいほど効率がよい
解き方
- いちばん多いグループ(広い・寒い・資源が豊富 = アメリカ・カナダ)から決める
- 重化学工業の韓国と,寒くて資源が豊富なロシアを2番目に置く。省エネの進んだドイツ・日本が3番目
- 表から計算する時:1人当たり = 国全体の供給量 ÷ 人口。単位をそろえる(1EJ = 1018J = 109GJ)
- 石油換算トンに直すには42GJで割る。順位を比べるだけなら,GJのままでもよい
- 例:160EJ,14億人 → 160 × 109 ÷ (14 × 108) ≒ 114GJ/人 → 114 ÷ 42 ≒ 2.7トン
ひっかけ
- ドイツ・日本と,韓国・ロシアの順を入れかえない
- 国全体の量の順を,1人当たりの順にしない。人口で割ってから比べる
- 寒くて国土の広い国は,1人当たりが小さいのではなく大きい(カナダ,ロシア)
このテーマの過去問(このサイトに解説がある 1問)
- 令和3年度1人当たり一次エネルギー供給量基礎科目 I-5-4解説を読む
平成に出た同じテーマ(1問)
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- 平成27年度1人当たりエネルギー消費量