確率分布・相関・検定の用語 想定問題 2
2つの量xとyの直線的な関係の強さを表す相関係数rについての次の記述の,正誤の組合せとして,最も適切なものはどれか。
(ア)rは-1以上1以下の値をとり,すべての点が右下がりの一直線上に並ぶときはr=-1となる。
(イ)xのすべての値に同じ正の数を掛けたり,同じ数を足したりしても,rの値は変わらない。
(ウ)r=0であれば,xとyの間にはどのような関係もない。
(エ)yをxで説明する単回帰分析の決定係数はrの2乗に等しく,r=-0.7のとき決定係数は0.49である。
アイウエ
解説
ポイント
相関係数 r の性質について,4つの記述の正誤を答える問題です。
考え方と解き方
r は直線の関係の強さだけを表す数です。範囲,単位の変え方,r=0 の意味,決定係数を確かめます。
ア:正しい。r の範囲は等号つきの −1≦r≦1 で,右下がりの一直線上に並べば r=−1 です。
イ:正しい。正の数を掛けたり同じ数を足したりしても,r は変わりません(cm を mm に直しても同じ)。負の数を掛けた時だけ符号が逆になります。
ウ:誤り。r=0 は「直線の関係がない」だけです。y=x2 のような曲線の関係があっても,r は0になることがあります。
エ:正しい。単回帰の決定係数は r2 なので,(−0.7)2 = 0.49 です。答えは ア 正,イ 正,ウ 誤,エ 正
覚えておくこと
- 相関係数 r:直線の関係の強さ。範囲は −1≦r≦1(等号あり)。右下がりの一直線上に並ぶなら r=−1(テキスト・覚えること)
- r=0 でも独立とは限らない(y=x2 のような曲線の関係でも r は0になる)。因果関係も示さない(テキスト・覚えること)
- x に正の数を掛けたり,同じ数を足したりしても r は変わらない(負の数を掛けると符号が逆になる)(テキスト・覚えること)
- 決定係数は r2(単回帰)。r=−0.7 なら 0.49(テキスト・覚えること)
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