技術士のCPD 想定問題 1
技術士の継続研さん(CPD)に関する次の(ア)~(オ)の記述の正誤を判断し,○(正しい)と×(誤り)の組合せとして最も適切なものを選べ。
(ア)技術士法では,技術士は常に業務に関する知識及び技能の水準を高め,資質の向上を図るよう努めなければならないとされており,CPDはこの責務を果たすための取組である。
(イ)所属する組織で日々担当している定常的な業務を,すでに身につけている知識で滞りなく処理した時間は,そのままCPD時間として登録することができる。
(ウ)日本技術士会にCPDの実績を登録した技術士は,その内容について第三者から問合せがあったときに,記録と,受講証などの証拠となるものを示して,本人の責任で説明できるようにしておく必要がある。
(エ)学協会の中には,会員のCPDの実績を量と質の両面から確認し,一定の実績がなければ資格の更新を認めないなどの仕組みを設けているところがある。
(オ)技術士のCPDの形態区分は「参加型」「発信型」「実務型」の3つであり,専門書を読むなど一人で行う学習はCPDの対象とされていない。
アイウエオ
解説
ポイント
CPDの定番の論点(法律上の位置づけ,日常業務との違い,記録と証拠,学協会の仕組み,形態区分)の正誤を問う問題です。
考え方と解き方
CPDは,資格を取ったあとも新しい知識や能力を意識して身につけ続ける活動です。根拠は技術士法第47条の2です。
ア:正しい。技術士法第47条の2は,常に知識及び技能の水準を向上させ,資質の向上を図るよう努めることを定めています。CPDはこの責務を果たす取組です。
イ:誤り。すでに身につけた知識でふだんの業務をこなしただけでは,新しい知識・能力を身につける活動になりません。CPD時間に数える項目もありません。
ウ:正しい。第三者からの問合せに,記録と受講証などの証拠を示し,本人の責任で説明できるようにしておきます。
エ:正しい。学協会の中には,CPDの量と質を確認し,資格の継続の条件にしているところがあります。「ところがある」という控えめな言い方です。
オ:誤り。形態は参加型・発信型・実務型・自己学習型の4つです。専門書を読むなどの自己学習も,1時間0.5 CPD時間の目安で数えられます。答えは ア ○,イ ×,ウ ○,エ ○,オ ×
覚えておくこと
- 根拠は技術士法第47条の2(資質向上の責務)。「努めなければならない」という責務(テキスト・覚えること)
- CPDの形態は4つ:参加型(講演会,企業内研修,学協会活動),発信型(論文・報告文,講師・技術指導,図書執筆,技術協力),実務型(資格取得,業務成果),自己学習型(テキスト・覚えること)
- CPDは記録し,受講証などの証拠とともに,本人の責任で説明できるようにしておく。記録や証明がないものは,CPDと認められないことがある(テキスト・覚えること)
- ふだんの定常業務をこなしただけの時間は,CPD時間に数える項目がない。実務型は,表彰や特許など成果の明確なものに限られる(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和4年度 適性科目 II-15、令和6年度 適性科目 II-15、平成28年度 適性科目 II-2
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