暗号とディジタル署名 想定問題 2
AさんがBさんに電子文書を送る場面に関する次の文章の,【ア】~【エ】に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
AさんはBさん以外の人に文書の中身を読まれないように,文書を【ア】で暗号化して送り,Bさんは受け取った文書を【イ】で復号する。
さらに,文書が確かにAさん本人から送られ,途中で書き換えられていないことをBさんが確かめられるように,Aさんは文書から【ウ】を使ってディジタル署名を作って添え,Bさんはその署名を【エ】で検証する。
アイウエ
解説
ポイント
暗号化とディジタル署名で,だれのどちらの鍵を使うかを,空欄ごとに答える問題です。
考え方と解き方
暗号化は「受け取る人だけが読める」ため,署名は「送った人しか作れない」ために,秘密鍵を本人だけが使います。
ア:秘密にしたいので,受け取るBさんの鍵を使います。Bさんの公開鍵でかけた暗号は,対になる鍵を持つBさんだけが開けられます。
イ:Bさんだけが開けられるように,復号はBさんの秘密鍵です。Bさんの秘密鍵はBさんしか持っていません。
ウ:Aさん本人しか作れないように,署名はAさんの秘密鍵で作ります。
エ:Aさんだけが作れる署名は,対になるAさんの公開鍵で確かめます。公開鍵はだれでも手に入るので,だれでも確かめられます。答えは ア Bさんの公開鍵,イ Bさんの秘密鍵,ウ Aさんの秘密鍵,エ Aさんの公開鍵
覚えておくこと
- 暗号化:送る人が「受け取る人の公開鍵」でかけ,受け取る人が「自分の秘密鍵」で元に戻す(復号)(テキスト・覚えること)
- ディジタル署名:本人が「自分の秘密鍵」で作り,受け取った人が「本人の公開鍵」で確かめる。作れるのは本人だけ,確かめるのはだれでもできる(テキスト・覚えること)
- 「秘密にしたい」なら受け取る人の鍵,「本人と証明したい」なら送る人の鍵。秘密鍵を使うのは本人だけができる操作(テキスト・解き方)
類似する過去問:令和3年度 基礎科目 I-2-1、令和6年度 基礎科目 I-2-6
テキスト「暗号とディジタル署名」を読む