公開鍵暗号とディジタル署名
解説
ポイント
公開鍵暗号,ディジタル署名,認証局,無線LANの暗号など,情報セキュリティの基本を問う問題です。
考え方と解き方
公開鍵暗号は,だれに見せてもよい公開鍵と,本人だけが持つ秘密鍵を1組で使います。
暗号化は「相手の公開鍵でかけて相手の秘密鍵で開ける」,署名は「自分の秘密鍵で作って公開鍵で確かめる」と向きが逆です。
①:暗号化に公開鍵,復号に秘密鍵。説明どおりで正しいです。
②:認証局が証明するのは,ユーザと「公開鍵」の結びつきです。秘密鍵は本人しか持たず,他人に見せません。誤りです。
③:スマートフォンの感染も多く報告されていて,対策が要ります。誤りです。
④:署名の生成は秘密鍵,検証は公開鍵です。鍵が逆です。誤りです。
⑤:WEP は弱点が見つかっていて,今は WPA2 や WPA3 を使います。誤りです。
- 正しい記述は①だけ。答えは ①
ほかの選択肢
②(認証局):文の大部分は正しく,「秘密鍵」の一語だけがちがいます。公開鍵基盤(PKI)は「公開鍵の持ち主」を保証する仕組みと覚えておくと見抜けます。
覚えておくこと
- 公開鍵暗号:暗号化は相手の公開鍵,復号は受け取った本人の秘密鍵
- ディジタル署名:生成は自分の秘密鍵,検証は送った人の公開鍵
- 公開鍵基盤(PKI):認証局(CA)が「この公開鍵はこの人のもの」と証明書で保証する
- 無線LANの暗号は WEP を使わず,WPA2・WPA3 を使う
出典:令和3年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-2-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:ネットワーク・セキュリティ