棒の伸びと不静定 想定問題 1
長さ1.5 m,断面積50 mm2のアルミニウム合金の棒の上端を天井に固定し,下端に軸の向きに3.5 kNの引張荷重を加えた。この棒の伸びとして,最も適切なものはどれか。ただし,ヤング率は70 GPaとし,棒は線形弾性体で,自重の影響は考えないものとする。
解説
ポイント
棒を引っ張った時の伸びを,δ = PL/(EA) で求める問題です。
考え方と解き方
使う式は δ = PL/(EA) です。単位をそろえることがいちばん大事です。
- 単位をそろえる:P = 3.5 kN = 3,500 N,L = 1.5 m = 1,500 mm,E = 70 GPa = 7.0×104 N/mm2
分子:P × L = 3,500 × 1,500 = 5.25×106
分母:E × A = 7.0×104 × 50 = 3.5×106
δ = 5.25×106 ÷ 3.5×106 = 1.5 mm
- 確かめ:応力 3,500 ÷ 50 = 70 N/mm2,ひずみ 70 ÷ 70,000 = 0.001,伸び 0.001 × 1,500 = 1.5 mm。答えは ③ 1.5 mm
ほかの選択肢
①(0.015 mm)・②(0.15 mm)・⑤(15 mm):単位の換算で桁をまちがえた値です。
④(3.0 mm):断面積を半分の 25 mm2 にした時の値です(直径と半径の取りちがえなど)。
覚えておくこと
- σ,ε,フックの法則から,伸び δ = PL/(EA)(テキスト・覚えること)
- 1 GPa = 1,000 N/mm2。力は N,長さは mm にそろえる(テキスト・覚えること)
- GPa を N/mm2 に直し忘れない(桁がずれる)(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和5年度 基礎科目 I-3-4、平成30年度 基礎科目 I-3-6
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