ばねと棒のエネルギー 想定問題 1
天井に上端を固定したばね定数200 N/mのばねがあり,その下端に質量2.0 kgのおもりをつるした。おもりは,静止してつり合う位置を中心に,上下に振幅0.050 mで単振動している。おもりがいちばん下の位置にきたとき,ばねにたまっている弾性エネルギーとして,最も近い値はどれか。ただし,重力加速度は9.8 m/s2とし,ばねの質量は考えない。
解説
ポイント
つり下げたばねが単振動するとき,いちばん下の位置でばねにたまる弾性エネルギーを求める問題です。
考え方と解き方
エネルギーは自然長からの伸び x で U = (1/2)kx2 と計算します。いちばん下では,つり合いの伸び mg/k に振幅 a が加わります。
- つり合いの伸び:x0 = mg/k = 2.0 × 9.8 ÷ 200 = 0.098 m
- いちばん下の伸び:x = 0.098 + 0.050 = 0.148 m
- U = (1/2) × 200 × 0.1482 = 100 × 0.021904 ≒ 2.19 J。答えは ④
ほかの選択肢
①(0.23 J):いちばん上の位置(伸び 0.098 − 0.050 = 0.048 m)の値です。
②(0.25 J):(1/2)ka2 = 100 × 0.052 で,つり合いの伸び mg/k を忘れています。
③(0.96 J):つり合いの位置(伸び 0.098 m)の値です。
⑤(4.38 J):(1/2) を忘れて kx2 とした値です。
覚えておくこと
- ばねのエネルギー U = (1/2)kx2。x は「自然の長さ(何もつるさないとき)からの伸び」(テキスト・覚えること)
- つるした質点のつり合い:kx0 = mg なので x0 = mg/k(テキスト・覚えること)
- つり合いの位置からのずれ a だけで (1/2)ka2 としない(もともとの伸び mg/k を忘れている)(テキスト・ひっかけ)
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