数値積分の公式 想定問題 2
p,q,r を任意の実数とする2次関数 f(x)=px2+qx+r を,区間 -1≦x≦1 で積分した値 ∫-11 f(x)dx を,いくつかの点での f の値で表したい。次の式のうち,p,q,r の値によっては積分値と一致しないものはどれか。
解説
ポイント
−1〜1 の2次関数の積分を重み付きの和で表した式のうち,合わないものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
どの式も,点が左右対称で重みも左右同じなので,f(x)=x を入れると0で合います。f(x)=1(正しい値は2)と f(x)=x2(正しい値は2/3)を調べれば足ります。
①:重みは 1/4,3/2,1/4 で合計2。x2 は 1/4+1/4=1/2 で,2/3 にならない
②:合計 1/3+4/3+1/3=2。x2 は 1/3+1/3=2/3 で合う(シンプソン法)
③:合計 1+1=2。x2 は (√3/3)2=1/3 なので 1/3+1/3=2/3 で合う(2点ガウス求積)
④:合計 5/9+8/9+5/9=2。x2 は (5/9)×0.6×2=2/3 で合う(3点ガウス求積)
⑤:合計 1/2+1+1/2=2。x2 は (1/2)×(6/9)×2=2/3 で合う。合わないのは ① だけで,答えは ①
覚えておくこと
- 2点ガウス求積:∫−11f(x)dx ≒ f(−1/√3)+f(1/√3)。これも3次式までは正確(テキスト・覚えること)
- 式を選ぶ問題は,f(x)=1(正しい値は2)や f(x)=x2(正しい値は2/3)を入れて,合うかどうかで確かめる(テキスト・解き方)
- 重みの合計が2でも,それだけでは足りない。f(x)=x2 も入れて 2/3 になるか見る(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和3年度 基礎科目 I-3-2、平成30年度 基礎科目 I-3-1、平成28年度 基礎科目 I-3-1
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