差分とニュートン法 想定問題 2
方程式 f(x)=x2-3=0 の正の解を,ニュートン法で求める。ニュートン法では,いまの近似値xnから次の近似値を xn+1=xn+Δx,Δx=-f(xn)/f′(xn) で求める。初期値を x0=2 としたとき,1回目と2回目の近似値 x1,x2 の組合せとして,最も適切なものはどれか。ただし,x2は小数第5位を四捨五入した値とする。
x1x2
解説
ポイント
ニュートン法を2回まわして,近似値 x1,x2 を求める問題です。
考え方と解き方
更新式は xn+1=xn−f(xn)/f′(xn) です。f(x)=x2−3,f′(x)=2x です。毎回,いまの xn で f と f′ を計算し直します。
- 1回目:x0=2 で f=4−3=1,f′=2×2=4。Δx=−1/4=−0.25,x1=1.75
- 2回目:x1=1.75 で f=3.0625−3=0.0625,f′=2×1.75=3.5
Δx=−0.0625/3.5≒−0.017857,x2≒1.75−0.017857=1.732143
- 小数第5位を四捨五入して x2≒1.7321(√3≒1.73205 に近い)。答えは ④
ほかの選択肢
①:Δx の符号を逆にした値です。2.25,2.7083 と,解から遠ざかります。
②:Δx=−f′/f と,分子と分母を逆にした値です。−2 と 2 を行き来して,解に近づきません。
③:2回目も f′ を最初の f′(2)=4 のまま使った値です(1.75−0.0625/4≒1.7344)。
覚えておくこと
- ニュートン法:xn+1=xn−f(xn)/f′(xn)。接線と x 軸の交点を次の値にする(テキスト・覚えること)
- ニュートン法は毎回,いまの xn で f と f′ を計算し直す。解の近くでは,合う桁数が1回ごとにおよそ2倍になり,収束が速い(テキスト・覚えること)
- ニュートン法で,分子と分母を逆にした −f′/f や,掛け算の −f×f′ にしない(テキスト・ひっかけ)
- ニュートン法で,f′ を最初の値のまま使い続けない(毎回計算し直す)(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和6年度 基礎科目 I-3-3、平成30年度 基礎科目 I-3-4
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