科学と技術の先後 想定問題 3
電磁波の科学と無線通信の技術に関する次の文章の,【ア】~【ウ】に入る人名の組合せとして,最も適切なものはどれか。
電気と磁気の現象を理論の式にまとめた【ア】は,光と同じ速さで空間を伝わる電磁波があることを予言した。その後,1880年代後半に【イ】が実験で電磁波をつくり出し,その存在を確かめた。さらに19世紀末には【ウ】が電磁波を使った無線通信を実用化し,のちに船の通信などに広く使われるようになった。
アイウ
解説
ポイント
電磁波が,理論で予言され,実験で確かめられ,無線通信に実用化された流れを,人物で答える問題です。
考え方と解き方
科学が先に進んで技術につながった例です。理論,実験,実用化の順に,人物を結びつけます。
ア:マクスウェルです。電気と磁気の法則を方程式にまとめ,電磁波があることを理論から予言しました。ファラデーは電磁誘導を実験で見つけた人です。
イ:ヘルツです。1880年代後半に,火花を飛ばす装置で電磁波をつくり出して確かめました。エジソンは電球や蓄音機などの発明家です。
ウ:マルコーニです。19世紀末に電磁波を使った無線通信の装置をつくりました。ベルは電話の発明者です。答えは ア マクスウェル,イ ヘルツ,ウ マルコーニ
覚えておくこと
- ヘルツの電磁波の確認(1888年)→ レーダーの開発(1930年代)(テキスト・覚えること)
- 電磁波:マクスウェルが理論で予言 → ヘルツが1880年代後半に実験で確認 → マルコーニが19世紀末に無線通信を実用化(1901年に大西洋をこえる通信に成功)(テキスト・覚えること)
- ファラデー=電磁誘導の発見,エジソン=電球や蓄音機などの発明,ベル=電話の発明。周波数の単位ヘルツ(Hz)は,ヘルツの名前(テキスト・覚えること)
- 電磁波を理論から予言したのはマクスウェルで,ファラデーではない。ベルは電話の人で,無線通信はマルコーニ(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和5年度 基礎科目 I-5-6
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