リスクコミュニケーション 想定問題 3
リスクの考え方に関する次の文章の,【ア】~【ウ】に入る語句の組合せとして,最も適切なものはどれか。
安全の分野では,リスクは一般に,危害の【ア】と,起きたときの危害の大きさ(ひどさ)の組合せで表される。一方,人が感じるリスクは,自分で選んだものではない,なじみがない,一度に多くの被害が出る,といった性質をもつときに,科学的な評価よりも【イ】感じられやすい傾向がある。また,深刻な,あるいは取り返しのつかない被害が起こるおそれがある場合には,科学的に十分な確かさがないことを理由に対策を先のばしにすべきではない,という考え方を【ウ】という。
アイウ
解説
ポイント
リスクの定義,人が感じるリスク,予防原則を,空欄に入れて答える問題です。
考え方と解き方
リスクは「危害の発生確率と大きさの組合せ」です。人が感じるリスクは,ある性質をもつと大きく感じられます。
ア:「発生確率」です。リスクは,危害の発生確率と危害の大きさの組合せで表します。対策費用はリスク管理で考える項目で,リスクの定義ではありません。
イ:「大きく」です。自分で選んでいない,なじみがない,一度に大被害が出る,といったときは,科学的な評価よりも大きく感じられやすくなります。
ウ:「予防原則」です。深刻な被害のおそれがあるとき,科学的な確かさが足りないことを理由に対策を先のばしにしない考え方です。汚染者負担原則は,費用の負担についての考え方です。答えは ア 発生確率,イ 大きく,ウ 予防原則
覚えておくこと
- リスクの定義:危害の発生確率と,その危害の度合い(大きさ)の組合せ(ISO/IEC Guide 51,JIS Z 8051)(テキスト・覚えること)
- リスクの感じ方:自分で選んでいない,未知でなじみがない,一度に大きな被害が出る,といったときに大きく感じられやすい(テキスト・覚えること)
- 予防原則:深刻な,または取り返しのつかない被害のおそれがあるとき,科学的な確かさが足りないことを理由に,対策を先のばしにしない(1992年のリオ宣言 第15原則など)(テキスト・覚えること)
- 汚染者負担原則:汚染を防いだり元に戻したりする費用は,汚染した者が負担する。予防原則とは別のもの(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和4年度 基礎科目 I-5-5、令和元年度(再試験) 基礎科目 I-5-6
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