人物と業績 想定問題 2
次の(ア)~(エ)は日本の研究者・発明家についての記述である。正しいものを正,誤っているものを誤としたとき,その組合せとして最も適切なものはどれか。
(ア) 朝永振一郎は,量子電磁力学の計算で生じる無限大の困難を取り除く「くりこみ理論」などの研究により,1965年にノーベル物理学賞を受けた。
(イ) 赤痢の原因となる細菌(赤痢菌)を発見したのは,北里柴三郎である。
(ウ) 江崎玲於奈は,半導体の中で電子が障壁を通り抜けるトンネル効果を実験で確かめた研究により,1973年にノーベル物理学賞を受けた。
(エ) 日本の特許第1号は,豊田佐吉が発明した木製の人力織機に与えられたものである。
アイウエ
解説
ポイント
日本の研究者・発明家についての記述の正誤を,1つずつ答える問題です。
考え方と解き方
人物どうしの業績のすり替えに気づけるかがかぎです。受賞年や特許の番号まで確かめます。
ア:正しい。朝永振一郎は,くりこみ理論などで1965年にノーベル物理学賞を受けました。湯川秀樹(1949年,中間子)と組で覚えます。
イ:誤り。赤痢菌を発見したのは,北里柴三郎の伝染病研究所で学んだ志賀潔です。北里は破傷風菌の純粋培養と血清療法で知られます。
ウ:正しい。江崎玲於奈は,半導体のトンネル効果の研究で1973年にノーベル物理学賞を受けました。
エ:誤り。特許第1号は,1885年の堀田瑞松の錆止め塗料とその塗り方です。豊田佐吉の木製人力織機の特許は,1891年の第1195号です。答えは ア 正,イ 誤,ウ 正,エ 誤
覚えておくこと
- 朝永振一郎:1965年,「くりこみ理論」など量子電磁力学の研究でノーベル物理学賞(テキスト・覚えること)
- 江崎玲於奈:半導体のトンネル効果の研究で,1973年にノーベル物理学賞(この原理を使った部品がエサキダイオード)(テキスト・覚えること)
- 北里柴三郎:破傷風菌の純粋培養と血清療法。赤痢菌を見つけたのは,北里の伝染病研究所で学んだ志賀潔(1897年)(テキスト・覚えること)
- 日本の特許第1号は,明治18年(1885年)に堀田瑞松が出願した「堀田式錆止塗料とその塗法」(テキスト・覚えること)
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