労働安全衛生 想定問題 2
厚生労働省の「危険性又は有害性等の調査等に関する指針」(いわゆるリスクアセスメント指針)に示された内容に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
解説
ポイント
リスクアセスメント指針の記述のうち,最も不適切なものを選ぶ問題です。
考え方と解き方
指針は,実施時期,見積り,低減措置の優先順位,実施体制を定めています。とくに低減措置の順番の向きが問われます。
①:設備の劣化や労働者の入れ替わりなど,リスクに変化が生じるおそれのあるときも実施時期に入ります。適切。
②:有害性が立証されていなくても,一定の根拠があれば,あると仮定して見積もるよう努めます。適切。
③:重篤度は,最悪の状況を想定した最も重い負傷・疾病の程度で見積もります。適切。
④:優先順位が逆です。本質的な対策が先で,個人用保護具は最後です
④:「すぐできて安いから」先にするのではありません。不適切
⑤:作業内容を詳しく知る職長等に行わせるよう努めます。適切。したがって,答えは ④ 個人用保護具を最初に検討するとした記述
覚えておくこと
- 実施時期:建設物の設置・移転・変更・解体,設備や原材料の新規採用・変更,作業方法・手順の新規採用・変更,その他リスクに変化が生じるおそれのあるとき(設備の劣化や労働者の入れ替わりなど)(テキスト・覚えること)
- 重篤度の見積りは,最悪の状況を想定した最も重い負傷・疾病の程度で行う(テキスト・覚えること)
- 低減措置の優先順位:本質的な対策(設計・計画段階で危険をなくす)→工学的対策(インターロック,局所排気装置)→管理的対策(マニュアルの整備など)→個人用保護具。法令で定められた事項は必ず実施する(テキスト・覚えること)
- 個人用保護具は,すぐできて安いからといって最初にしない。優先順位は最後(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和6年度 適性科目 II-13、令和元年度 適性科目 II-11、平成30年度 適性科目 II-11
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