LNGの体積比 想定問題 2
液化石油ガス(LPG)をすべてプロパン(C3H8)とみなす。液体のプロパン1[m3](密度500[kg/m3])をすべて気体にしたとき,25[℃],1気圧で何[m3]になるか。最も近い値を選べ。ただし,気体のプロパンは理想気体とし,0[℃],1気圧での理想気体1molの体積は22.4[L],圧力が一定のとき気体の体積は絶対温度に比例するものとする。原子量はC=12,H=1,絶対温度は(セルシウス温度+273)[K]とする。
解説
ポイント
液体のプロパンを気体にした時の,25℃での体積を求める問題です。
考え方と解き方
液体の質量から物質量(mol)を出し,1molの体積を掛けます。25℃では1molの体積が0℃より大きくなります。
- 液体の質量:500kg/m3 × 1m3 = 500,000g
- プロパンの分子量は 12 × 3 + 1 × 8 = 44。物質量:500,000 ÷ 44 ≒ 11,360mol
25℃の1mol:22.4 × 298 ÷ 273 ≒ 24.45L = 0.02445m3
- 気体の体積:11,360 × 0.02445 ≒ 278m3。答えは ④ 約280
ほかの選択肢
①(約11):物質量(約11.4kmol)の数字を,そのまま体積としてしまった値です。
②(約210):ブタン(分子量58)で計算した値です(500,000 ÷ 58 × 0.02445 ≒ 211)。LPGにはブタンもありますが,この問題はプロパンです。
③(約250):25℃に直さず,0℃の22.4Lのまま計算した値です。
⑤(約760):分子量をメタンの16として計算した値です。
覚えておくこと
- 温度が変わったら,1molの体積は 22.4L × (絶対温度 ÷ 273) で直す(絶対温度 = セルシウス温度 + 273)。25℃なら約24.45L(テキスト・覚えること)
- 気体の体積 = (質量 ÷ 分子量) × 1molの体積(テキスト・覚えること)
- 分子量をまちがえない(メタンは16)。g と kg,L と m3 の単位をそろえ忘れない(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和5年度 基礎科目 I-5-4、平成29年度 基礎科目 I-5-3
テキスト「LNGの体積比」を読む