LNGの体積比 想定問題 1
天然ガスを冷やして液体(LNG)にすると,体積が小さくなり,船で大量に運べるようになる。0[℃],1気圧の天然ガスを,密度450[kg/m3]のLNGにしたとき,体積はおよそ何分の1になるか。最も近い値を選べ。ただし,天然ガスはすべてメタン(CH4)からなる理想気体とし,0[℃],1気圧での理想気体1molの体積は22.4[L],原子量はC=12,H=1とする。
解説
ポイント
メタンを液体(LNG)にすると,体積が何分の1になるかを求める問題です。
考え方と解き方
同じ質量なら体積は密度に反比例します。体積比は 気体の密度 ÷ 液体の密度 です。
- メタン1molは 16g = 0.016kg,体積は 22.4L = 0.0224m3
- 気体の密度:0.016 ÷ 0.0224 ≒ 0.714kg/m3
- 体積比:0.714 ÷ 450 ≒ 1/630
- 答えは ③ 1/630
ほかの選択肢
②(1/450):LNGの密度の数字をそのまま比にしたもので,気体の密度で割っていません。
④(1/690):1molの体積を25℃の値(約24.45L)で計算した答えです。問題は0℃なので22.4Lを使います。
⑤(1/800):液化水素の目安の数字で,メタンの計算とは合いません。
覚えておくこと
- 同じ重さ(質量)なら,体積は密度に反比例。体積比 = 気体の密度 ÷ 液体の密度(テキスト・覚えること)
- 理想気体は0℃・1気圧で,1molが22.4L(=0.0224m3)。気体の密度 = 分子量 ÷ 22.4(kg/m3)(テキスト・覚えること)
- 1/800(水素の値)や1/1000を選ばない(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和5年度 基礎科目 I-5-4、平成29年度 基礎科目 I-5-3、平成23年度 基礎科目 I-5-3
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