応力・ひずみとヤング率 想定問題 1
次の文は,金属を引っ張ったときの伸び方について述べたものである。【 】に当てはまる語句と数値の組合せとして,最も適切なものはどれか。
引張の力が小さいうちは,金属の棒に生じる垂直応力σと縦ひずみεは比例し,σ=Eε と書ける。この比例関係は【ア】の法則と呼ばれ,係数Eは【イ】と呼ばれる。室温でのEの大きさは,鉄鋼が【ウ】GPa,アルミニウムが【エ】GPaである。Eの大きい材料に同じ応力をかけると,縦ひずみは【オ】。
アイウエオ
解説
ポイント
応力とひずみの比例関係(フックの法則)と,比例定数(ヤング率)の大きさ・意味を問う穴埋めの問題です。
考え方と解き方
小さな力の範囲では σ=Eε が成り立ちます。ε=σ÷E なので,E が大きいほど同じ応力でのひずみは小さくなります。
ア:フック。σ=Eε はフックの法則です。ボイルの法則は,気体の圧力と体積の関係の法則です。
イ:縦弾性係数。引張の応力と縦ひずみの比なので,縦弾性係数(ヤング率)です。横弾性係数は,せん断応力とせん断ひずみの比です。
ウ:約200。鉄鋼のヤング率は約200 GPaです。
エ:約70。アルミニウムは軽くやわらかめで,ヤング率は約70 GPa,鉄鋼の約3分の1です。
オ:小さい。E が大きいほど伸びにくく,同じ応力でのひずみは小さくなります。答えは ア フック,イ 縦弾性係数,ウ 約200,エ 約70,オ 小さい
覚えておくこと
- フックの法則:小さな力の範囲では σ=Eε(応力とひずみが比例)。E がヤング率(縦弾性係数)で,大きいほど伸びにくい材料(テキスト・覚えること)
- ヤング率の目安:鉄鋼約 200 GPa,アルミニウム約 70 GPa,マグネシウム約 45 GPa,タングステン約 400 GPa。温度が上がると小さくなる(テキスト・覚えること)
- 横弾性係数(剛性率):せん断応力とせん断ひずみの比で,ずれにくさを表す別の係数(テキスト・覚えること)
類似する過去問:令和3年度 基礎科目 I-4-3、平成26年度 基礎科目 I-4-3
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