タンパク質と酵素 想定問題 1
タンパク質の構造と性質に関する次の記述のうち,最も不適切なものはどれか。
解説
ポイント
タンパク質をつくる結合の種類,側鎖の位置,L体,二次構造について,不適切な記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
共有結合は強い結合で,ペプチド結合とジスルフィド結合がこれにあたります。
①:疎水性の側鎖は内部に集まるので,適切
②:タンパク質のアミノ酸はほとんど L 体なので,適切
③:ジスルフィド結合は S−S の共有結合で,水素結合よりずっと強い。「非共有結合」は不適切
④:二次構造は主鎖の C=O と N−H の水素結合で保たれるので,適切
⑤:ペプチド結合は水がとれてできる共有結合なので,適切。答えは ③
覚えておくこと
- ペプチド結合(カルボキシ基とアミノ基の間で水がとれてできる)とジスルフィド結合(システインの S−S)は共有結合(テキスト・覚えること)
- 立体の形(高次構造)は,水素結合・静電相互作用・疎水性相互作用(非共有結合)とジスルフィド結合で保たれる(テキスト・覚えること)
- 二次構造(αヘリックス,βシート)は,主鎖の C=O と N−H の間の水素結合で保たれる(テキスト・覚えること)
- 「ペプチド結合は非共有結合」「ジスルフィド結合も非共有結合」は誤り(テキスト・ひっかけ)
類似する過去問:令和6年度 基礎科目 I-4-6、平成30年度 基礎科目 I-4-6
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