日本のエネルギー情勢の数値
解説
ポイント
再エネの割合(ア),太陽光のシステム費用(イ),風のエネルギーと風速の関係(ウ)の3つの数を選ぶ問題です。
考え方と解き方
ア・イは統計の数字なので候補のどちらが近いかを考え,ウは物理の式から求めます。
ア:2023年度の総発電電力量のうち,水力を含む再エネの割合は約23%です。15%は水力を除いた時に近い値です。
イ:事業用太陽光(10kW以上)のシステム費用は,2012年に約42万円/kW だったものが2024年には約23万円/kW まで下がりました。ほぼ半分です。
ウ:1秒間に風車を通る空気の体積は 面積A × 風速v で,その質量は 密度ρ × A × v です。
- 運動エネルギーは (1/2) × 質量 × v2 なので,(1/2) × ρ × A × v × v2 = (1/2) × ρ × A × v3
- よって風のエネルギーは風速の3乗に比例します。風速が2倍なら 2×2×2=8倍です
- 答えは ア 23,イ 23,ウ 3
ほかの選択肢
ウを2乗とする選択肢:運動エネルギーの v2 だけを見ると2乗に見えますが,通りぬける空気の量も風速に比例するので3乗になります。
覚えておくこと
- 風のエネルギーは風速の3乗に比例(風速2倍で8倍)。空気の量(v)× 運動エネルギー(v2)と考える
- 日本の再エネ比率(2023年度)は水力込みで約23%
- 事業用太陽光のシステム費用は 2012年 約42万円/kW → 2024年 約23万円/kW
出典:令和7年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-5-4(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:エネルギー