気候変動への取組(環境白書)
解説
ポイント
令和6年度版の環境白書に書かれた日本の気候変動対策について,誤っている記述を選ぶ問題です。
考え方と解き方
細かい文を覚えていなくても,「日本がすでに行っている取組か」「言い切り方が不自然でないか」で判断できます。
①:適切。日本は観測衛星「いぶき」(GOSAT)シリーズで,地球全体の温室効果ガス濃度を観測し続けています。
②:適切。温対法の算定・報告・公表制度では,一定量以上を出す事業者に毎年度の報告を義務づけています。
③:適切。オゾン層を壊す CFC・HCFC から HFCs に切りかわりましたが,HFCs は温室効果が強いので回収・適正処理が求められています。
④:適切。2030年度以降の新築で ZEH・ZEB 水準の省エネ性能を目指し,政府は補助事業を行っています。
⑤:不適切。日本は海草・海藻の藻場などによる吸収量を算定し,温室効果ガス吸収量として国連にすでに報告しています。
- 誤りは⑤。答えは ⑤ ブルーカーボンの報告に至っていないという記述
覚えておくこと
- 温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)で地球全体の濃度を観測
- 温対法の算定・報告・公表制度:一定量以上の排出事業者が毎年度報告
- CFC・HCFC(オゾン層を壊す)→ HFCs(強い温室効果ガス)。HFCs は回収・適正処理が必要
- ZEH=住宅,ZEB=建築物。2030年度以降の新築で ZEH・ZEB 水準を目指す
- ブルーカーボン(海草・海藻など海の生態系がためる炭素)の吸収量は,日本が国連にすでに報告している。「まだ報告していない」の形は誤りを疑う
出典:令和7年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-5-1(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:環境