シンプソン法による数値積分
解説
ポイント
数値積分のシンプソン法の式を選ぶ問題です。
考え方と解き方
シンプソン法は,3点を通る放物線で曲線を置きかえ,その下の面積で積分を近似します。
式の形は「h/3×(両端に重み1,まん中に重み4)」です。覚えていなくても,簡単な関数で確かめられます。
- 区間の幅は2hなので,f(x)=1(高さ1の長方形)なら正しい面積は2hです
- ⑤:(h/3)×(1+4+1)=2h で合います
- ③:(h/6)×6=h,④:(h/4)×6=1.5h で合いません
- ①:(h/2)×2=h で合いません
- ②:h×2=2h で合いますが,f(x)=x2(a=−h,b=0,c=h)で試すと h×2h2=2h3。正しい面積は 2h3/3 なので合いません
- ⑤はf(x)=x2でも (h/3)×(h2+0+h2)=2h3/3 で合います。答えは ⑤
ほかの選択肢
②(h(f(a)+f(c))):幅2hの台形公式(直線で近似)です。定数では合いますが,曲がった関数では誤差が出ます。
覚えておくこと
- シンプソン法:∫acf(x)dx ≒ (h/3)×{f(a)+4f(b)+f(c)}。重みは1・4・1,前に h/3
- hは点の間隔で,区間の幅は2h
- 公式に迷ったら,f(x)=1 や f(x)=x2 を入れて正しい面積が出るか確かめる
出典:令和7年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-3-3(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:数学