情報理論
解説
ポイント
情報理論の用語の説明のうち,不適切なものを1つ選ぶ問題です。
考え方と解き方
情報源符号化は「短くする(圧縮)」,通信路符号化は「誤りに強くしつつ多く送る」の問題です。
ユニバーサル符号化は,情報源の確率的な性質を前もって知らなくても圧縮できる符号化です。
①:通信システムを情報源と通信路でとらえ,符号化と復号化を説明しています。適切です。
②:雑音のない通信路で入力長を小さくする問題は情報源符号化(圧縮)です。適切です。
③:入力長を固定して伝送レートを大きくする問題は通信路符号化です。適切です。
④:ユニバーサル符号化で「知らなくてよい」のは情報源の統計的性質です。通信路の確率的特性の話にすりかわっているので不適切です。
⑤:多数の情報源や通信路をまとめて扱う理論は多元情報理論です。適切です。
- 不適切なのは④だけです。答えは ④
覚えておくこと
- 情報源符号化:データを短くする(圧縮)。通信路符号化:雑音に負けずに多く送る
- ユニバーサル符号化:情報源の統計を知らなくても使える圧縮。通信路の話ではない
- 多元情報理論:多数の情報源・通信路をまとめて扱う理論
出典:令和7年度 技術士第一次試験 基礎科目 I-2-2(公益社団法人日本技術士会) ジャンル:情報・アルゴリズム